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西部劇中止のタランティーノが告訴

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当然だろ! クエンティン・タランティーノ監督
当然だろ! クエンティン・タランティーノ監督

 企画していた西部劇映画『ザ・ヘイトフル・エイト(原題) / The Hateful Eight』の脚本が流出したため、製作中止を発表したクエンティン・タランティーノ監督が、インターネットに脚本を公開したGawker Mediaを訴えたという。

来日時の様子…クエンティン・タランティーノ写真ギャラリー

 訴状には、「搾取ジャーナリズムを商売にしてきたGawker Mediaは、人が金儲けをする権利をこれまで何度も犯してきたが、今回は行き過ぎた。原告の脚本が無許可でハリウッドに出回っているという内容の記事を書くのではなく、違法に入手した脚本を最初に読んだと宣伝したことで一線を越えたのだ」という内容が記されているという。

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 タランティーノ監督は最低でも100万ドル(約1億円)の賠償を求めているとのこと。脚本の流出先はGawker Mediaではないのだが、勝手にインターネットに掲載をして一般公開した責任を追及することにしたようだ。(1ドル100円計算)

 タランティーノ監督が問題の脚本を渡したのは、映画『レザボアドッグス』の俳優ティム・ロスマイケル・マドセン、ベテラン俳優のブルース・ダーンと映画『ジャンゴ 繋がれざる者』のプロデューサーの一人レジナルド・ハドリンを含むわずか6名。このうちの1人がおそらくエージェントに脚本を見せ、そこから人手に渡っていったのだろうとタランティーノ監督は思っているようだ。

 「とても落ち込んでいるよ。脚本の第一稿を書き終えて、次の冬まで撮影をするつもりはなかった。1年後だよ。6人に渡したんだけど、流出してしまった。クソエージェントどもが何をしているのかは知らないが、次はこの映画は作らない。アイデアは10もあるから、違うものを作るよ」とDeadlineに語っている。(BANG Media International)

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