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リメイク版『オールド・ボーイ』が6月公開決定!現代アメリカを舞台に新たな結末が描かれる

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リメイク版『オールド・ボーイ』ビジュアル
リメイク版『オールド・ボーイ』ビジュアル - (C)2013 OB PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED.

 カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを獲得した韓国映画を『マルコムX』などのスパイク・リー監督がリメイクした映画『オールド・ボーイ』が、今年6月に日本公開されることが決定した。物語の舞台を現代アメリカに移し、一切理由のわからぬままに20年間監禁された男の顛末(てんまつ)を追ったミステリー作品だ。

 オリジナル版『オールド・ボーイ』は、土屋ガロン・作、嶺岸信明・画の同名漫画を韓国映画界の鬼才パク・チャヌク監督が映画化した衝撃作。復讐(ふくしゅう)に人生をささげた男の姿を描いた同作は2004年の第57回カンヌ国際映画祭でクエンティン・タランティーノから激賞され、見事審査員特別グランプリを獲得した。そんなオリジナルに刺激されたリー監督は、舞台をアメリカの架空都市に移し、新解釈をふんだんに織り交ぜて、復讐劇を再創造した。

 新たに舞台となるのは、9.11同時多発テロ、イラク戦争、ハリケーン・カトリーナの襲来、そしてバラク・オバマ大統領誕生という出来事が起こった1993年から2013年のアメリカ。20年の監禁中に妻殺しの汚名を着せられた主人公が、唯一の肉親である娘との再会を夢見つつも、父親としての情愛に駆られてますます復讐にのめり込んでいくさまが、贖罪(しょくざい)というテーマとともに描かれていく。

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 主人公ジョーにふんするのは、『ノーカントリー』『トゥルー・グリット』のジョシュ・ブローリン。ジョーの心のよりどころとなるソーシャルワーカーのマリーを『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のエリザベス・オルセンが、復讐計画を実行する謎の男を『第9地区』のシャールト・コプリーが演じる。また、『アベンジャーズ』のニック・フューリー役でおなじみのサミュエル・L・ジャクソンも重要な役柄で出演している。

 リー監督は『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコムX』といった初期作ではもちろん、21世紀になってからも『25時』では9.11直後のニューヨークの風景を切り取るなど、アメリカという国を描くことにこだわり続けてきた。そんなリー監督だからこそ、本作では、原作ともオリジナル版とも違う、新たな結末へと物語を導くことを決断した。原作ファン、オリジナルファンはもちろん、全ての映画好きにささげる一作だ。(編集部・福田麗)

映画『オールド・ボーイ』は6月、新宿バルト9ほか全国公開

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