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名バイプレイヤー・上田耕一、初の主演映画に感無量!

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初の主演映画に感無量の様子を見せた上田耕一
初の主演映画に感無量の様子を見せた上田耕一

 22日、映画『友だちと歩こう』が初日を向かえ、舞台あいさつに72歳にして映画初主演を果たした上田耕一が登壇した。出演本数200本以上を誇る大ベテランの上田だが、初主演の本作に限っては「昨日はよく眠れませんでした」とやや緊張気味。それでも「オムニバス映画と聞いて、1話だけと思いましたが、生涯脇役と思っていたわたしが、終わってみると主役になっていました」と感無量の様子で心境を語った。この日はほかに、共演者の斉藤陽一郎松尾諭山田キヌヲ緒方明監督が登壇した。

映画『友だちと歩こう』フォトギャラリー

 本作は、『独立少年合唱団』(2000)、『いつか読書する日』(2004)の緒方監督と脚本家の青木研次が9年ぶりにタッグを組み、団地に住む2人の老人と30代の男たち、それぞれのちょっと笑って泣ける友情を描く。

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 主演の上田は「緒方監督が奮起して自主制作で撮った映画です。監督の主旨を理解し、賛同したキャスト、スタッフが参加して今日の初日を迎えることができました」と穏やかな口調ながらも、かみしめるようにあいさつ。劇中、ゆっくり歩く足の悪い男を演じている上田だが、「自分にはない症状を演技で出さなければいけないので、まず、杖を買って家の近所をいろんな歩き方で練習しました」と役づくりにも力が入ったことを明かした。

 緒方監督も「初日を迎えられて胸がいっぱい」と緊張の面持ち。ほかのキャストたちは「心に何かが残るすてきな作品になった」(斉藤)、「予算の低い作品でしたが、丁寧に物を作る贅沢な現場でした。作品を観て、幸せな気分になった」(松尾)、「ほわっとした気持ちにさせてくれる作品です」(山田)とそれぞれに作品をアピールしていた。(福住佐知子)

映画『友だちと歩こう』は公開中

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