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ゲイは女子必携アイテム?ゲイ男子の争奪戦を描く映画が登場

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Q&Aを行った主演のマイケル・J・ウィレットとダーレン・スタイン監督
Q&Aを行った主演のマイケル・J・ウィレットとダーレン・スタイン監督 - Photo:Yukari Yamaguchi

 BFIフレア・ロンドンLGBT映画祭(旧名ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭)で映画『G.B.F.(原題)』が上映され、ダーレン・スタイン監督と主演のマイケル・J・ウィレットがQ&Aを行った。「G.B.F.」は劇中での造語で、ゲイ・ベスト・フレンドの略だ。

 本作は「G.B.F.」をめぐる学園コメディー。プロム間近のハイスクールで「G.B.F.」が女子必携アイテムともてはやされ、ゲイである男子生徒タナーの争奪戦が繰り広げられるさまを描く。ゲイが迫害されるストーリーの映画が多い中、ゲイゆえに人気者となる展開が新鮮な作品だ。

 学校のイケてないグループの一員だったタナーが、突然人気者グループに引き入れられたことで寂しい思いをする友人など、思春期の友情も映し出される。スタイン監督は「ゲイ映画を作ろうとしたのではなく、ティーン映画で、ゲイに限らずアウトサイダーを描きたかった」と明かした。

 タナーを演じたマイケルは「脚本を読んですぐ好きになったよ。読むうちに、タナーが僕にとってのベストフレンドになった感じ。この役は僕のものだと感じた。僕が高校時代に観たかった映画だとも思ったね」とオーディションに意欲を燃やしたという。スタイン監督も「マイケルはタナーとして本当に素晴らしかった」と絶賛していた。女生徒の一人として、『ハリー・ポッター』シリーズのルーナ・ラブグッド役でおなじみのイヴァナ・リンチも出演している。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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