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オーソン・ウェルズの私物がオークションに 1,800万円の売り上げに

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伝説的な映画監督オーソン・ウェルズ
伝説的な映画監督オーソン・ウェルズ - Central Press / Getty Images

 オーソン・ウェルズさんが製作、監督した1941年の映画『市民ケーン』の台本の一部などを含む貴重な私物がオークションにかけられ、落札総額は18万ドル(約1,800万円)に達したとDaily Mailなどが報じた。(1ドル100円計算)

オーソン・ウェルズ監督映画『市民ケーン』フォトギャラリー

 オークションに出品したのはオーソンさんの末娘ビアトリス・ウェルズ。彼女によると、オーソンさんは後世の指導や教育という考え方を持たない人だったため、博物館にこれらのものが展示されることを嫌がるだろうと思い、出品したとのこと。

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 出品された67品の中には、『市民ケーン』の台本の24ページが含まれており、2,000ドル(約20万円)で落札されるとの予想をはるかに上回る1万5,000ドル(約150万円)という高値をつけたという。また、ホームビデオやスペインの闘牛を撮影するためにオーソンさんが使っていたベル&ハウエルの映写機は3万7,500ドル(約375万円)で落札されている。このほかにも、アーネスト・ヘミングウェイさんからプレゼントされた銀メッキの灰皿は5,000ドル(約50万円)で落札されたとのこと。

 オーソンさんは1985年にロサンゼルスの自宅で心臓発作を起こし、他界。ビアトリスによると、約30年たった今、ようやくアリゾナ州の家にあった父親の遺品を整理できる心境になったそうだ。(澤田理沙)

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