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『永遠の0』が『おくりびと』以来5年ぶりの快挙!日本映画2作が観客賞を受賞! - ウディネ・ファーイースト映画祭

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記念にイタリア女優ソフィア・ローレンのポスターをもらう『テルマエ・ロマエII』の武内英樹監督
記念にイタリア女優ソフィア・ローレンのポスターをもらう『テルマエ・ロマエII』の武内英樹監督

 イタリアで開催中の第16回ウディネ・ファーイースト映画祭の受賞結果が現地時間4日に発表され、劇場の観客が選ぶゴールデン・マルベリー賞に山崎貴監督の映画『永遠の0』、インターネットによる投票で選ばれるマイ・ムービーズ観客賞に武内英樹監督の映画『テルマエ・ロマエII』が受賞し、日本映画が2冠を獲得。前作の『テルマエ・ロマエ』でも2012年に同賞を受賞しており、2作続けての栄誉となった。

マイ・ムービーズ観客賞に選ばれた映画『テルマエ・ロマエII』写真ギャラリー

 同映画祭は4月25日から5月3日まで開催され、会期中、長編58本と短編4本が上映された。その4月24日のプレイベントで上映されたのが『テルマエ・ロマエ』のイタリア公開バージョンであり、そしてクロージング作品としてトリを務めたのが『テルマエ・ロマエII』だった。上映前、舞台あいさつに立ったアシスタントプロデューサーの梶本圭が観客に、パート1を観賞済みの人を尋ねると、満席となった会場の約1,200人全員が手を挙げるという人気ぶりだった。

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 武内監督が「パート1は東日本大震災の影響もあって、後半は老人たちが古代ローマで頑張る話が膨らんでしまったが、パート2はシリアスになりすぎず、笑いが持続するように作った」と言うように、上映中も最初から最後まで笑いのつるべ打ち状態に。難題かと思われた北島三郎の「与作」ネタや指圧の神様・浪越徳治郎ならぬ浪越徳三郎ネタという日本独自色の強い笑いにも、爆笑が起きるほど盛り上がった。

 武内監督は「2回連続で頂けるとは思わなかった。最初から最後まで笑いが起こって監督冥利(みょうり)に尽きます。いやぁうれしい」としみじみ。ちょうど6月から『テルマエ・ロマエ』がイタリア公開されるとあって、「良い弾みになります」と喜びをかみしめていた。

 なお、日本作品のゴールデン・マルベリー賞の受賞は、2009年に同賞を受賞した滝田洋二郎監督『おくりびと』以来、5年ぶり。マイ・ムービーズ観客賞は2009年の設立以降、『百万円と苦虫女』、『BANDAGE バンデイジ』、『告白』、『テルマエ・ロマエ』、『俺俺』と6年連続で日本作品が受賞している。(取材・文:中山治美)

その他の受賞結果は以下の通り。

【ブラック・ドラゴン賞】(寄付会員による賞)
『ジ・アターニー(英題) / The Attorney』(韓国) ヤン・ウソク監督

【観客賞】
●ゴールデン・マルベリー賞
『永遠の0』(日本) 山崎貴監督

●2位
『ジ・アターニー(英題) / The Attorney』(韓国) ヤン・ウソク監督

●3位
ある理髪師の物語』(フィリピン) ジュン・ロブレス・ラナ監督

【マイ・ムービーズ観客賞】
『テルマエ・ロマエII』(日本) 武内英樹監督

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