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樹木希林、全身がんに感謝「ありがたい」

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「がんというものはありがたいなというのが率直な気持ち」と語った樹木希林
「がんというものはありがたいなというのが率直な気持ち」と語った樹木希林

 命をテーマにしたドキュメンタリー『うまれる』(2010)の第2弾となる映画『うまれる ずっと、いっしょ。』のナレーションを女優の樹木希林が担当することになり、17日、都内にて収録を行った。

樹木希林の発言は奥が深い…写真ギャラリー

 昨年3月に全身がんだと明かし、本作の主題の一つである「死を意識したことで家族や命を振り返る」経験を持つことから、ナレーションに起用された樹木。妻が末期がんに侵された末に在宅ケアを選択し、家族に見守られながら息を引き取ったという劇中のエピソードに共感したそうで「あれは素晴らしい選択だと思う」と語った。

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 その理由について、樹木は子供や孫に現実の死というものを見せることが大切だといい「映像ではなく、実際に今まで生きてきた人が、これで息をしなくなって命がなくなるというさまを見た子と見なかった子とでは、その後の出来が違うと思う」と説明。

 自身とも重ね「今は病院で死ぬ人が多くなっているけど、できれば(家族)みんなの中で息を引き取るのが一番理想です。そういう意味では、津波でさらわれたらそういうことは言っていられないので、がんというものはありがたいなというのが率直な気持ち」と打ち明けた。

 また、「この映画は作り手も成長していくという手応えを感じました」と作品の印象を語り、家族のつながりについて「みんなが考えるきっかけになれば、わたしがここに来させていただいたことや映画が世に出ることも、ちょっと意味があるのかなと思います」とメッセージを送っていた。

 本作は、3つの家族を通して、生の意味や家族の絆、命の大切さ、幸せのあり方を描いていく。(中村好伸)

映画『うまれる ずっと、いっしょ。』は今秋、シネスイッチ銀座ほか全国公開

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