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「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイスさんが死去 86歳

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 小説「アルジャーノンに花束を」で知られる作家ダニエル・キイスさんが現地時間15日、死去したとLocus Onlineが報じた。

 ダニエルさんは1927年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。雑誌の編集者、コミック原作者、ファッションフォトグラファーなどを経た後、小説家としてデビューした。超知能を手に入れた青年の悲哀を描いた小説「アルジャーノンに花束を」は1959年に中編小説として発表され、1966年に長編化された。同作は『まごころを君に』(1968)として映画化されたほか、日本でも2002年にユースケ・サンタマリア主演でテレビドラマ化されるなど、ダニエルさんの代表作となった。

 ほかの小説作品には「五番目のサリー」など。1981年には解離性同一性障害を主題にしたノンフィクション「24人のビリー・ミリガン」を発表し、大きな話題になった。

 1966年からオハイオ大学で英文学・創作を教えており、2000年に名誉教授になった。近年は南フロリダで娘たちと暮らしていたという。(編集部・福田麗)

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