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未公開だったカンヌ&ベルリン&ベネチア受賞作を一挙上映!「三大映画祭週間2014」開催

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「三大映画祭週間2014」のラインナップ発表! - 映画『ヴィクとフロ、熊に会う』より
「三大映画祭週間2014」のラインナップ発表! - 映画『ヴィクとフロ、熊に会う』より - (c)9265-2775 QC INC. 2013

 世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭)で高い評価を受けながら日本では劇場公開されていなかった作品を一挙に上映する「三大映画祭週間2014」が開催される。2011年、2012年と2年連続で開催された本企画。第3弾を熱望する映画ファンからの声に応え、2014年の開催が決定した。

 ベルリン映画祭からは、カナダ映画『ヴィクとフロ、熊に会う』(第63回のアルフレッド・バウアー賞=映画芸術に新たな視点をもたらした作品に与えられる賞を受賞)とアルジェリア系フランス人のラシッド・ブシャール監督作『ロンドン・リバー』(第59回の男優賞受賞)を上映。『ヴィクとフロ、熊に会う』は人生を立て直そうと山小屋にやってきた二人の元囚人が過去に付きまとわれて衝撃的な結末を迎えるさまを、『ロンドン・リバー』はテロ事件で行方不明になった子供を探すためにロンドンにやって来たムスリム男性とクリスチャン女性の交流を映し出した作品だ。

 カンヌ映画祭からは、父子の対立を描くイスラエルのヒューマンドラマ『フットノート』(第64回の脚本賞受賞)、アボリジニの少年少女が自分たちの未来を探すために旅に出るも、厳しい現実を突き付けられる姿を描いたオーストラリア映画『サムソンとデリラ』(第62回の新人監督賞受賞)の2作品。ベネチア映画祭からは、イスラエルのテルアビブで暮らすユダヤ人一家にスポットを当てた『フィル・ザ・ヴォイド』(第69回の優秀女優賞受賞)が選ばれた。

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 また、今年は「レトロスペクティブ・シリーズ」として過去の名作の上映も決定。パトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』、ホウ・シャオシェン監督の『恋恋風塵(れんれんふうじん)』、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『犯人は21番に住む』、ルイス・ブニュエル監督の『この庭に死す』、アルフレッド・ヒッチコック監督の『海外特派員』が本邦初HD上映される。(編集部・市川遥)

「三大映画祭週間2014」は8月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

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