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園子温監督、映画に「飽きた」とぶっちゃけ!

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園子温監督(右)と坂口拓(左)
園子温監督(右)と坂口拓(左)

 園子温監督が2日、新宿のロボットレストランで行われた映画『TOKYO TRIBE』の公開記念イベントに出席し、「映画はもうやりたくないな」と意外な悩みをぶっちゃけた。

美女&ロボットに囲まれる園子温監督と坂口拓フォトギャラリー

 イベントではキャストの佐々木心音や、同作でアクション監督を務めた坂口拓と共にゲストの悩みに答える特番「放送禁止でなぜ悪い(仮)」を収録。人気急上昇中のラップミュージシャン・サイボーグかおりらの悩みを解決した。

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 収録後、番組にちなんで自身の悩みを聞かれた園監督は「映画はもうやりたくないな」と本音(?)をポロリ。理由については「別に、飽きた」と思案しながら続け、「1年くらい映画を辞めたいと毎日思っていて」と話した。

 とはいえ、映画製作を本気で辞めようという気持ちではなく「飽きた飽きたと言いながら、今日も脚本を書くし映画の編集もするし、毎日途切れなくやっているから思っているのかもしれないな」と自身を分析し、「今年もあと2~3本映画を作る予定もあるし、映画地獄ですよ」と笑いながら語るなど、少し休憩したいというのが本音のようだ。

 また、園監督といえば多くの衝撃作を手掛け、国際的な映画祭で評価されてきた。以前と現在の心境の変化について「『紀子の食卓』とか『愛のむきだし』とか、だいぶ初期のころは映画祭命で、逆輸入型で向こうで評判をとって何とか単館で上映するときに話題に、というのはありました。けど今はあまりないですね」と話し、「賞を取るためにこんなん(『TOKYO TRIBE』)撮らないでしょ。賞は河瀬(直美)監督に任せましたよ」とユーモアたっぷりに語った。

 同作は井上三太の人気コミック「TOKYO TRIBE2」を基にした、鈴木亮平YOUNG DAISが主演を務める“バトル・ラップ・ミュージカル”。数多くのトライブ(族)がひしめき、それぞれが自分たちの暮らす街を暴力で牛耳る近未来のトーキョーを舞台に、ストリートギャングの若者たちが繰り広げる抗争の行方を映す。(中村好伸)

映画『TOKYO TRIBE』は8月30日より新宿バルト9ほか全国公開
特番「放送禁止でなぜ悪い(仮)」は8月30日(23時50分~24時20分)に、CS映画チャンネル「チャンネルNECO」にて放送

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