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映画監督・俳優のポール・マザースキーさんが死去 84歳

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ご冥福をお祈りいたします - ポール・マザースキーさん
ご冥福をお祈りいたします - ポール・マザースキーさん - Stefanie Keenan / WireImage / Getty Images

 俳優・脚本家・映画監督として活躍し、5度にわたってアカデミー賞にノミネートされたポール・マザースキーさんが現地時間6月30日、心肺機能が停止したことにより死去した。84歳。

 ポールさんは1930年、アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン生まれ。スタンリー・キューブリック監督の処女作として知られる『恐怖と欲望』(1953)で映画デビューを果たすと、構成作家として活動する傍ら、映画監督・脚本家・俳優として多くの作品に参加した。

 とりわけ、その軽妙なストーリー運びやユーモアなど、脚本家としての評価は高く、アカデミー賞では、『ボブ&キャロル&テッド&アリス』(1969)を皮切りに、『ハリーとトント』(1974)、『結婚しない女』(1978)、『敵、ある愛の物語』(1989)が脚本賞・脚色賞にノミネートされた。また、『結婚しない女』はアカデミー賞作品賞にもノミネートされている。

 監督作の『グリニッチ・ビレッジの青春』(1976)、『結婚しない女』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された。1990年半ばからは俳優業にほぼ専念しており、「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」「ラリーのミッドライフ★クライシス」などのテレビドラマに出演している。(編集部・福田麗)

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