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元祖ゴジラ俳優・中島春雄、宝田明と「G博」開催に感激!

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中島春雄と宝田明と1億5,000万円の「純金 GODZILLA」
中島春雄と宝田明と1億5,000万円の「純金 GODZILLA」

 19日、ゴジラ生誕60周年ならびにハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』公開を記念して20日より開催される「G博 ゴジラ東京に現る」の内覧会が行われ、1954年の第1作『ゴジラ』に主演した宝田明と、元祖ゴジラのスーツアクター中島春雄がサプライズゲストとして出席した。

「G博 ゴジラ東京に現る」内覧会フォトギャラリー

 この日、展示会のテープカットと60周年記念で製作された1億5,000万円の「純金 GODZILLA」(GINZA TANAKA)のアンベールを執り行った二人のレジェンドは、感慨もひとしおの様子。宝田は「人間でいえばゴジラも還暦、よくぞここまで健闘して、世界中の大ヒーローとなった。第1作を手探りで作った今は亡きスタッフたちも今日は天空でこの会場をにこやかに見守っているでしょう」とかみしめるように語った。

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 一方の中島は、「当時、円谷(英二)さんから、『俺は監督でカメラマンだから、おまえに怪獣の立ち回りは全て任せる、全権を委ねる』と言ってくれたのがうれしくて。僕は本当に感謝しています」とスーツアクター誕生の瞬間の気持ちを改めて明かした。

 展示会場へ入ると、まず入口付近で『ゴジラ2000 ミレニアム』の劇中シーンを思わせる巨大立体像が目を奪う。すっかりゴジラの世界に引き込まれた観覧者は、歴代の着ぐるみを復元したコーナーや生頼範義、開田裕治の貴重な原画、さらには日本を代表するイラストレーターによる豪華なトリビュートライブラリーに魅了される。

 そして、1954年のゴジラ誕生秘話をひもとくコーナーでは、レトロなフィギュア、パンフレット、コミック、ゴジラ音楽の譜面などがずらり。中でも、実際に撮影に使われたゴジラ抹殺のための科学兵器「オキシジェン・デストロイヤー」の展示にはファンならずとも心が高まるはずだ。

 展示場のラストを飾るのは、今夏公開の新作『GODZILLA ゴジラ』の今にも動き出しそうな2メートル級の立体像。そのほか実際に撮影で使われた俳優たちの衣装や、メイキング映像、さらには渡辺謙のインタビュー映像なども流れ、世界的ヒーローになったゴジラ60年目の新たなる可能性を予感させる。(取材:坂田正樹)

「G博 ゴジラ東京に現る」は渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホールにて7月20日から29日まで開催

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