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元ももクロ・早見あかり、初キスシーン!村上虹郎主演『忘れないと誓ったぼくがいた』映画化

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主演の村上虹郎とヒロインの早見あかり
主演の村上虹郎とヒロインの早見あかり

 ももいろクローバー(現・ももいろクローバーZ)の元メンバーで女優の早見あかり(19)が、日本ファンタジーノベル大賞受賞作家・平山瑞穂の同名小説を映画化する『忘れないと誓ったぼくがいた』(2015年公開)で、初めてのキスシーンに挑んでいることが明らかになった。主演は、歌手・UAと俳優・村上淳の息子で、河瀬直美監督による第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門選出作品『2つ目の窓』で鮮烈な俳優デビューを同じく主演で飾った村上虹郎(17)。3月17日という同じ誕生日で魚座、A型と共通点の多い二人が、会った数時間後に人の記憶から消えてしまう少女(早見)と、彼女に一目ぼれした少年(村上)にふんし、運命に向かって必死にもがく青春ファンタジック・ラブストーリーを紡ぐ。

映画『忘れないと誓ったぼくがいた』フォトギャラリー

 メガホンを取るのは、真木よう子主演の『ベロニカは死ぬことにした』などで知られ、人間の心の奥をえぐり出す描写に定評のある堀江慶監督。今作では、記憶から消えてしまう織部あずさに恋をした平凡な高校3年生・葉山タカシの奮闘を描き、「時をかける少女」をほうふつさせるみずみずしさにあふれたファンタジックな世界観に挑んでいる。

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ももクロ
村上淳とUAを両親に持つ村上虹郎

 主演2作目の村上は、「自分では今作がある意味デビューだと思っています」といい、その理由を「初映画のときと監督に求められるものが似て非なるから」と説明。「初めて受ける種類の演出、あり得ないことを表現するのに苦労しつつ、瞬間瞬間に学ぶ毎日」と現在行われている撮影中の心境を明かしている。

 早見と初めて会ったときには「面白いほど似た匂い」を感じたといい、言葉を交わさなくてもわかり合える部分が多いそう。「決定的に違うのは相互交差する朝と晩のテンション。双子のような二人が本番の声と同時に純愛に走る姿は自分たちでも面白く、楽しい」と村上は語っている。

 早見は初めに脚本を読んだときは、現実にはないファンタジーがつづられるストーリーを理解することができなかったと正直に打ち明けたが、「とてもピュアな純愛。こんな愛の形が本当にあるのか。わたしに演じることができるのか。不安もありますが、このすてきなストーリーを皆さんに届けられるよう頑張って撮影をしているところです」と意気込みを見せている。

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 「性格もよく似ている」と話しているという村上については、「自由気ままにお芝居をする虹郎君を見ていると、元気をもらうことができ、撮影中とても助けられています」と励まされているようだ。

ももクロ
人に忘れられる少女という難役に挑む早見あかり

 堀江監督は村上と早見をキャスティングした理由について「主人公の『タカシ』は純粋で素直な人。村上虹郎君に一目会って彼しかいないと直感しました。ピュアで圧倒的な存在感、さらに全体に漂う繊細さがあり、天性の才能を感じました。血ですね。現場ではまるで人間ではない動物と対峙しているようです」「ヒロインの『あずさ』のイメージは、学生時代の印象に残っている『元カノ』。かわいいのはもちろん、どこかノスタルジックであり、タイトル通り、将来、別の人生を歩むことになったとしても、『彼女だけは忘れちゃいけない!』と思わせてくれる人。そこに早見あかりさんがいました。彼女と会ったときのあの笑顔が一瞬で脳裏に焼き付き、その笑顔が忘れられず『あずさ』はやはり彼女しかいないと思い決めました」とそれぞれ明かした。

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 そして「この映画を一言で言えば『好きな人を忘れないように頑張る映画』です。フレッシュな二人を迎え、ジャンルで言えば恋愛映画ですが、人間の原点に連れて行かれるようなメッセージ性があります。エンディングは『忘れないと誓ったぼくがいた』というタイトルに隠された驚きの展開にご期待ください。本作は、共に体感し、共に考え、そして、共に涙する映画です」と見どころを挙げた堀江監督だった。

 山崎樹範二階堂智ちはる池端レイナミッキー・カーチスらが脇を固めている。2015年全国公開。(編集部・小松芙未)

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