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ラテンビート映画祭が開幕!感性の限界に挑む美食アート世界を披露!

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アルベルト・カレロ・ルゴとジョセップ・ロカ
アルベルト・カレロ・ルゴとジョセップ・ロカ

 スペインや中南米映画の話題作を新旧交えて特集上映する第11回ラテンビート映画祭が9日、都内・新宿バルト9で開幕を迎え、ドキュメンタリー映画『エル・ソムニ-夢の饗宴-』のオープニング上映会と、出演者の世界的ワインソムリエ、ジョセップ・ロカ、本映画祭プロデューサー、アルベルト・カレロ・ルゴによるティーチインが行われた。

 『エル・ソムニ-夢の饗宴-』は、バルセロナ郊外にあるミシュラン三ツ星レストラン「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」のシェフ、ロカ三兄弟が作り出す芸術的料理の数々を、最新3Dやロボットアートを駆使した幻想的な映像と魅惑的なオペラで表現した美食ドキュメンタリー。「夢の始まり」「宇宙」「海の中」「求愛」「戦争」など12のコンセプトによって織り成すかつてない究極の料理の世界が、観る者を異次元へといざなう。

外観
ラテンビート映画祭が開幕!

 今回、単身で初来日を果たした三兄弟の一人、ジョセップは、日本の食文化について、「わたしの兄弟が何度か来日しているので、彼らから話を聞いて知識だけはあったのですが、実際に味わってみると想像以上だった」と満面の笑み。さらに、「今は秋ですが、料理にそれぞれの季節を感じられるところが素晴らしい」と日本食を絶賛した。

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 劇中で感性の限界はどこにあるのか? と熱弁を振るう姿が印象的なジョセップは、「この作品は、食事を通して別世界へ行く映画」とアピールしながら、同時に「新しい食文化の背景にある伝統的な食文化」の重要性も説き、それを踏まえて、本作を心から楽しんでほしいと語った。

 なお、この日は、ジョセップ自らが選んだ日本酒「純米大吟醸 元」と、レストランで出されているものと同銘柄の赤ワイン「Barbazul」(2011)が来場者に抽選でプレゼントされ、オープニング上映と共に映画祭開幕をお祝いムードで包んだ。(取材:坂田正樹)

第11回ラテンビート映画祭は、10月9日から13日まで東京・新宿バルト9、24日から26日まで大阪・梅田ブルク7、11月7日から9日まで神奈川・横浜ブルク13にて開催

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