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決して満足せず!スタローン、40年のキャリアを支えた飽くなき好奇心!

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どんなに打ちのめされても立ち上がってきた! シルヴェスター・スタローン
どんなに打ちのめされても立ち上がってきた! シルヴェスター・スタローン - 写真:Dan Hallman / Invision / AP / アフロ

 映画『ロッキー』や『ランボー』など、映画史に残る大ヒット作を40年近くにわたって製作し続けてきた俳優のシルヴェスター・スタローンが、今最も情熱を注いでいる人気シリーズの最新作『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』について語った。

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』フォトギャラリー

 アーノルド・シュワルツェネッガージェイソン・ステイサムジェット・リーらおなじみのメンバーに加え、ハリソン・フォードメル・ギブソンアントニオ・バンデラスウェズリー・スナイプスといった大物が参戦する本作。1本の映画にこれだけのアクションスターがそろうのは、ハリウッド映画の歴史でも初めての出来事に違いない。

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 そんな夢の企画を実現したスタローンは、今回も主演と脚本を担当。劇中では、名優にして名監督でもあるメルがノリノリで悪役に挑戦しているが、彼を敵役に推薦したのは、スタローンではなかった。「実は最初、メルには監督をしてもらいたかった。2か月にわたって話し合ったんだが、最終的にはノーと言われたんだ。その代わりに彼が、『僕が悪役をやるのはどうかな?』と言い出してね。僕もそれは素晴らしいと思った」。

 スタローンは現在68歳。大スターとして富と名声を手にしながら、70歳を目前にして貪欲に映画を作り続ける理由を彼は、「満足できる映画が作れないから」と語る。「自分では良い仕事ができたと思っても、後になって観たらがっかりすることはよくある。アーティストだったら、(自分の作品に対して)完全に満足することはほとんど不可能さ。必ず何か、こうするべきだったということを、後で見つけるからね」と言うと、「それが創造の源になって、作品に挑み続けさせてくれるんだよ。年を取ると、若いときのようなハングリーさはなくなる。でも『これをやったらどうだろう?』といった好奇心は失われないんだ」と続けた。

 CG頼みのアクション映画が全盛の今、あえて昔ながらのスタイルにこだわり続けるスタローン。カメラの前で実際に起きている本物のアクションだからこそ伝わる同シリーズの面白さは新作でも健在だ。(取材・文:細谷佳史)

映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』は11月1日より全国公開

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