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ジェームズ・フランコに聞く、ニューヨーク大学映画学科の生徒と製作した映画とは?

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ジェームズ・フランコ
ジェームズ・フランコ

 映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコが、新作『ザ・カラー・オブ・タイム(原題) / The Color of Time』について語った。

【写真】グラサンで怪しすぎるジェームズ・フランコ

 本作は、ジェームズがニューヨーク大学映画学科で教鞭(きょうべん)をとったときの生徒12人と製作したもの。そのストーリーは詩人C・K・ウィリアムスの11の詩を基に、彼の人生をロードトリップを通して描いている。ジェームズは自らC・K・ウィリアムス役を演じ、製作も担当。その他にミラ・クニスジェシカ・チャステインザック・ブラフらも出演している。

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 C・K・ウィリアムスを題材にした映画製作の経緯は「ニューヨーク大学映画学科で(教える前に)学んでいた際に、学生として短編を製作する状況にあって、その際に詩人の作品を短編として描くことに惹(ひ)かれた。詩を短編で描くことは、僕の持っていた映画構成の先入観を覆した。 詩を基に製作するとイメージ、トーン、リズムが先行するため、何が映画としてちゃんと機能するか、アート作品として商業的なことを気にせずに製作もできるため、教壇に立ったときも生徒に勧めた」と明かした。

 ハリウッドで活躍する俳優陣の出演について「今作を手掛けた監督たちは僕が最初に教えた学生で、今年で僕は教壇に立って5年目になる。だから、(学生映画に)正しい俳優は誰か、そして今ではどの俳優にオファーすれば良いかもわかっている。ある俳優は忙しすぎたり、あまり経験不足の監督とタッグを組むことを拒否する俳優もいる。でも中には寛大で、若い監督と共に製作することに喜びを感じる 俳優もいて、ミラ・クニス、ジェシカ・チャステイン、ザック・ブラフらはそういう俳優なんだ」と答えた。彼ら俳優陣も学生から刺激を受けたそうだ。

 実際の製作過程について「教壇に立っていると、通常は学生作品のセットを訪れないが、今作は僕が主演のためセットに居た。もっとも、彼ら学生監督とは最初の学期に多くの準備を行った。彼らには脚本の草稿段階で、それまで書いた脚本の内容を、十分な資金や有名な俳優を使わずに撮影させた。せりふを含めた全ショットを撮影してから編集し、その映像をスクリーンで鑑賞させた。脚本段階でページを通して議論せずに、映像を通して議論でき、さらにプレッシャーのない段階の製作は、経験の少ない彼らには良かった」と語った。

 映画は、 C・K・ウィリアムスの詩的感覚をピュアなアイデアを持って映像化した作品だ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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