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ビートたけしが短編作品をテレビで発表「キタノブルー」を彷彿させる映像美!

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「キタノブルー」再び!
「キタノブルー」再び!

 タレントのビートたけしが15日放送の「オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~」(フジテレビ系)で、自らが手掛けた短編作品を発表することがわかった。

ビートたけしがテレビで短編作品を公開!フォトギャラリー

 同番組は毎週日曜21時から放送。レギュラー出演者の千原ジュニアらお笑い芸人とゲストが、それぞれその回のテーマに合わせて監督したVTRを発表し、どれが一番優れているかを競う番組だ。たけしは通常は審査委員長として番組に出演しているが、15日の放送では自ら監督した作品を披露する。発表する側になったことについて、たけしは「一番まずいのは“何だ、この作品”なんて言われてしまうことなので、会場で流す前にマネージャーやプロデューサーに“大丈夫かな?”“冗談じゃなく、本当に大丈夫?”と、やたら聞きまくっちゃったね(笑)」と明かしている。

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 15日のテーマは「朝」で、たけしの作品は3分37秒。これまで『その男、凶暴につき』(1989年公開)に始まり多数の長編映画を監督しているたけしが短編作品を公開するのは、2007年にカンヌ国際映画祭60回記念として製作・公開された『それぞれのシネマ』で発表した『素晴らしき休日』以来のこと。久々の短編作品を製作したことについて、たけしは「個人的には映画の発想は“4コマ漫画”なんだよね。そこから枝が分かれていって長編映画になっていくだけだから、長編も短編も監督するにあたっては、あまり違いはないかな」と饒舌(じょうぜつ)だ。

 作品では監督本人が主演を務める。たけし演じる中年男性の何げない朝の風景を切り取ったもので、画面全体がモノトーンに近く、初期の監督作品によく見られた「キタノブルー」を彷彿(ほうふつ)させる映像美が特徴的だ。監督いわく、「一番、不得意な“泣き”というジャンルに挑戦してみた」という今作。「俺の映画は、暴力を扱ったものが多くて、外国でも“バイオレンス”なんて言われちゃうんだけど、悲しい映画だって撮れるよって言いたいかな」と見どころを語っている。(編集部・坂下朋永)

「オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~」はフジテレビ系で毎週日曜日21:00~21:54放送

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