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ゴジラ全30作品一挙放送!シリーズ別に見るゴジラの魅力

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日本が生んだ怪獣王ゴジラに再注目だ!
日本が生んだ怪獣王ゴジラに再注目だ! - (C)1954 TOHO CO., LTD.

 昨夏公開されたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』を含め、WOWOWで史上初めてゴジラシリーズ全30作品が一挙に放送される。この機会に「昭和」「平成VS」「ミレニアム」「ハリウッド」の四つに分類される、ゴジラシリーズの魅力を振り返ってみたい。

 1954年の第1作に始まる「昭和」シリーズ全15作は、時代背景と共に移り変わるゴジラのイメージが面白い。第1作のゴジラは、戦争と原爆の影を背負った恐怖の象徴。第2作からは対戦する怪獣が登場し、『モスラ対ゴジラ』まではゴジラが人類と敵対する悪役だった。これが『三大怪獣 地球最大の決戦』以降は人類の味方に変化。ミニラを教育する親の顔を持たせたり、漫画の吹き出しの手法で会話をするなど、ゴジラを子供たちのアイドルとして定着させた。

 1984年の『ゴジラ』をプロローグに、『ゴジラVSビオランテ』から本格的にスタートした「平成VS」シリーズは全7作。このシリーズは物語に連続性があるのが特徴で、ゴジラのルーツや生命力の秘密に迫り、全体として「ゴジラとは何か?」を描いている。キングギドラ、モスラ、メカゴジラなど「昭和」シリーズの人気怪獣が新たな解釈で登場するのも魅力。最終作『ゴジラVSデストロイア』では、ゴジラの壮絶な最期も話題となった。

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 新時代のゴジラ像を模索した「ミレニアム」シリーズは、1999年の『ゴジラ2000 ミレニアム』から始まる全6作。凶悪・残忍なゴジラが登場した『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』は、平成ガメラシリーズの金子修介監督による異色作。『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』など3作品を手掛けた手塚昌明監督はゴジラ映画の大ファンで、そのマニアックな作りと、対ゴジラ兵器を操縦するりんとしたヒロインたちが魅力だ。

 「ハリウッド」シリーズは、1998年のローランド・エメリッヒ監督版と昨年のギャレス・エドワーズ監督版の2本。『GODZILLA』1998年版ではイグアナが巨大化したような異形のゴジラが登場したが、2014年版の『GODZILLA ゴジラ』は2体の対戦怪獣が登場するなど、日本のファンも満足できる怪獣映画になっている。また全世界で約5億2,800万ドル(約634億円)以上の興行収入を記録した『GODZILLA ゴジラ』は、その続編にモスラやキングギドラの登場もうわさされ、今後のシリーズ展開も注目されている。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル120円計算)

 さらに日本のゴジラシリーズも、ついに復活。新作では総監督と脚本を庵野秀明が、監督と特技監督を樋口真嗣が手掛けることが先ごろ発表された。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野監督と、実写映画『進撃の巨人』の樋口監督がどんなゴジラを作り出すのか。2016年の公開が今から待ち遠しい。 (金澤誠)

[昭和編]『ゴジラ』1954年版、[平成VS編]『ゴジラ』1984年版、[ミレニアム編]『ゴジラ2000 ミレニアム』、[ハリウッド編]『GODZILLA』1998年版、『GODZILLA ゴジラ』はWOWOWプライムにて4月26日(日)放送
史上初!「ゴジラ」全30作品一挙放送はWOWOWシネマにて5月2日(土)スタート

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