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鬼音楽教師の椅子投げ!ビンタ!言葉攻め!壮絶な『セッション』本編映像&インタビュー公開

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怒鳴り、罵り、極限まで追い詰める! - J・K・シモンズふんする鬼音楽教師フレッチャー
怒鳴り、罵り、極限まで追い詰める! - J・K・シモンズふんする鬼音楽教師フレッチャー - (C) 2013 WHIPLASH, LLC All Rights Reserved.

 世界的ジャズドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)に対する鬼音楽教師フレッチャー(J・K・シモンズ)の狂気のレッスンを描いた映画『セッション』から、本編映像とテラー、シモンズ、デイミアン・チャゼル監督らのインタビューを合わせた特別映像が公開された。第87回アカデミー賞で助演男優賞、編集賞、録音賞の3部門に輝いたことでも話題の作品だ。

 映像は、一人でドラムをたたくニーマンの前に、暗闇の中からフレッチャーが現れるシーンからスタート。テラーは「『セッション』は名門音楽大学に入学したドラマーが偉大な音楽家になると野心を見せるシーンから始まるんだ」と説明し、チャゼル監督は「ところが彼が出会った教師はとんでもないやり方で彼を追い詰めていく。とたんに彼は気付くんだ。偉大になるためにはこの理不尽を受け入れなくてはならないと」と続ける。

 そこから映し出されるのは、テンポがわずかに速いニーマンにフレッチャーが椅子をぶん投げ、ビンタを食らわせ、「わたしのバンドの邪魔をするならブチのめすぞ」と罵声を浴びせる姿。思わず涙するニーマンにも容赦なく出自や家庭環境を持ち出して罵倒し、完璧に演奏できるまで全力でたたき続けさせる。テラーは「脚本ではドラムに血が付き始めるとあった。どうすれば信ぴょう性が出るのかわからなかった。でも実際に自分の手から血が噴き出してきたんだ」と壮絶な演奏を振り返っている。

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 狂気に満ちた怪演でアカデミー賞助演男優賞に輝いたシモンズは、そのフレッチャーという人物について「彼はサイコパスさ。怒鳴り、罵り、極限まで追い詰める」とコメント。その一方でフレッチャーの「英語で最も有害な言葉は“グッジョブ”」というセリフが表しているように、並みであることを拒み、常に上のステージを目指す彼の哲学は理解できるといい、「生徒の才能を伸ばしたいという思いは感心さえする」と明かしている。

 恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへはい上がろうともがくニーマンがその狂気の先にみた光景とは一体どんなものなのか。本気で音楽に取り組むとはどういうことなのかを、いまだかつてないほどの緊迫感をもって活写した本作に注目したい。(編集部・市川遥)

映画『セッション』は4月17日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて全国順次公開

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