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斎藤工、ブームはじき終焉? アクションで魅せる新境地

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本格アクションに挑戦した斎藤工(写真:高野広美)
本格アクションに挑戦した斎藤工(写真:高野広美)

 昨年、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)への出演を機に大ブレイクした俳優・斎藤工(33)が本格アクションに挑戦した映画『虎影』(西村喜廣監督)が20日より公開される。いま最もセクシーな俳優として注目を浴びていることを、本人はどう捉えているのか。斎藤が自身の現状を冷静に分析し、俳優としてのスタンスや、本作に懸ける率直な思いを明かした。

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 「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で上戸彩ふんする主婦との不倫に溺れる高校教師を好演して以来、ドラマやCMでセクシーなイメージを求められることも多くなった斎藤だが、本人はそれについて「環境を変えるキッカケではありましたけど、そこで一気に、自分の露出の仕方にある色が付いてしまいまして」と苦笑いする。

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 さらに「間もなくその現象は終わります。もう終焉(しゅうえん)に向かっていますから。ブームというのは、一時的だからブームなんです。そこまでのブームだとは思っていませんが」と客観的(自虐的?)に分析し、「僕と古い付き合いの人は、色気みたいなものを求められている僕を見て、鼻で笑っているんですよ(笑)」とパブリックイメージと素の自分との違いを打ち明ける。

 とはいえ斎藤には、自分から積極的に俳優としてのカラーを変えていく気は毛頭ないらしい。「自分で自分に合う役って、わかりやすそうだけどそうでもなくて。むしろ、自分という素材に対して意外な発想をしてくださった作り手の方々を、信用していった方が楽しい。どんな役もやってみないとわかりませんから」。そこには「俳優のイメージ戦略など、作品を観る人にとってはどうでもいいこと」という、観る側への配慮もあるようだ。

 そんな斎藤が主演を務めた最新作『虎影』は、かつて忍びの世界で最強といわれた男が、愛する家族を守るために再び刀を抜く姿を描くアクションエンターテインメント。劇中で、撮影前から訓練所に通って作り上げたという、迫真のソードアクションを披露した斎藤は「忍者アクションとうたっている以上、アクションは避けて通れないな、と覚悟しました。アジア映画におけるアクションのウエイトは、いまだに大きいですしね」と海外を視野に入れた挑戦であることを告白する。

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 「アクションは世界共通で、字幕が要らない部分だと思うんです。海外上映に向けての強みでもある。自分でも、俳優として名刺になる作品だと思っています」。先日行われたブリュッセル国際ファンタスティック映画祭をはじめ、すでに世界各国の映画祭に出品が決定している本作が、セクシーなだけにとどまらない彼の新境地を切り開く作品となることに、疑問の余地はないだろう。(取材・文:斉藤由紀子)

映画『虎影』は6月20日より全国公開

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