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ドラマ「ハンニバル」ウィル&レクターの関係は「逃れることのできない愛」!ヒュー・ダンシーが語る

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ウィル・グレアム役のヒュー・ダンシー
ウィル・グレアム役のヒュー・ダンシー

 全米で大ヒットした話題のテレビドラマ「ハンニバル」の第3シーズンについて、ウィル・グレアムを演じるヒュー・ダンシーが語った。

【写真】レクター博士の原点『羊たちの沈黙』ギャラリー

 同ドラマは、ハンニバル・レクターの誕生秘話を描いた映画『ハンニバル・ライジング』から、レクターがFBI捜査官ウィル・グレアムに逮捕される『レッド・ドラゴン』までの空白を埋めたオリジナルドラマ。第1シーズンでは、一流精神科医のレクターが連続女性誘拐事件でFBIから捜査協力を依頼され捜査官ウィルの精神鑑定も任されるが、徐々に殺人鬼の本性を現していった。第2シーズンでは、FBIに捜査協力しながらも殺人を重ねるレクターの本性に気付いたウィルとの攻防が始まっていった。

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 第3シーズンはヨーロッパでも撮影が行われた。「僕らはヨーロッパで1週間撮影を行い、撮影第2班はハンニバルのシーンをパリで撮影した。僕らキャスト陣がイタリアのフィレンツェの景色を見ているシーンは、実際に僕らもその場に居て撮影したが、それ以外の撮影はトロントのスタジオで撮影したものだ」と明かした。

 精神鑑定も含めたウィルとレクターの関係は、ある意味異常な愛情関係にあるのではないか。「これまでのシーズンを振り返ると、もし彼らの愛情を否定したら、視聴者は失望することになる。僕はウィルとレクターの関係は、激しく異常をきたした逃れることのできない愛だと思っている。もちろん、彼らはデートするような関係ではないけどね(笑)。だから、視聴者の間でうわさされる彼らの愛情関係は理解できるし、クリエイターのブライアン・フラーの詩的に記されたキャラクターの内面を通した愛情のような感情も理解できる」と二人の複雑な関係について語った。

 第2シーズンでは日本の食文化の言葉がタイトルに使用され、見事な料理も並べられていたことについて「第2シーズンでレクターとジャック・クロフォードが共に居るシーンの前に、この番組のためにテレビ用の料理を作ってくれる女性ジャニスが、僕に『豚足があるけれど、食べてみる?』と言ってきた。食べたことのない僕はその味に惹(ひ)かれたが、彼女にテレビ用の料理を食べて大丈夫なのと聞いたら、彼女に『みんなに食べてもらいたいから作っただけ』と言われた(笑)」と語った。この番組のおかげでさまざまな食べ物に挑戦するようになったそうだ。

 衝撃的な最後で終わった第2シーズン。第3シーズンではどのような展開になるのか期待したい。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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