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松山ケンイチ主演作、世界12か国以上で公開決定!

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(左から)大野いと、松山ケンイチ、伊勢谷友介
(左から)大野いと、松山ケンイチ、伊勢谷友介

 27日、映画『天の茶助』初日舞台あいさつが丸の内ピカデリーにて行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、大野いと伊勢谷友介玉城ティナ、主題歌を担当したMs.OOJASABU監督が出席。この日、本作がイタリアやトルコ、ハンガリーなど世界12か国以上で公開されることが発表されると、松山をはじめ登壇者からは喜びの声が上がった。なお、MCは本作にも出演する今野浩喜キングオブコメディ)、オラキオ弾丸ジャッキー)が務めた。

『天の茶助』初日フォトギャラリー

 本作は、映画『蟹工船』のSABU監督が自身で執筆した小説を映画化。大勢の脚本家たちが地上に住む人間の“人生のシナリオ”を書いている天界で、お茶くみをしている主人公(松山)が、地上の女性に恋をするも、彼女が死ぬ運命にあることを知り、地上に降り立って彼女を救おうと奮闘するラブストーリー。27日現在、イタリアやハンガリーでの今夏公開を皮切りに、トルコや台湾、旧ユーゴスラビア地域など、12か国以上で公開されることが決定した。

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 第65回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出され、大盛況だったことを受けて、世界各国での公開が続々と決まる中、SABU監督は「ベルリンでは盛り上がりすぎて、(過去あまり会場が沸いた作品は受賞しないので)賞は遠のいていくなって感じていたんです」と2月の映画祭を振り返った。

 主演の松山は「SABU監督が映画に込めた思いが、気づくか気づかないかぐらいに表現されています。お客さんが自由に作品を受け取れる配慮がされていて、僕自身も作品を観て、人間の勉強になった」と映画の見どころをアピールすると、「いろいろなことがあっても、明るく生きていこうぜと思える。元気や生きていく勇気をもらえました」と本作に出会えたことへの感謝を述べた。

 そんな松山は劇中、パンチパーマを披露している。「回想シーンでヤクザ役をやるということで、監督と話してパンチにしようということになったんです」と舞台裏を明かすと、「(撮影場所の)沖縄の床屋でやったのですが、僕の中ではゆるいパンチだったので、次回はもっとゴリゴリのパンチにしたいです」と宣言。松山の発言にSABU監督も「すごく格好よかった。伊勢谷くんもティナちゃんもパンチ行こうか?」とノリノリで答えていた。(磯部正和)

映画『天の茶助』は全国公開中

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