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佐々木蔵之介、47歳の肉体美披露に照れる

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佐々木蔵之介47歳の肉体美! 舞台「マクベス」より
佐々木蔵之介47歳の肉体美! 舞台「マクベス」より

 俳優の佐々木蔵之介が13日、渋谷のパルコ劇場で行われた舞台「マクベス」初日囲み取材会見に演出家のアンドリュー・ゴールドバーグと共に出席。着替えや入浴シーンなど、47歳の佐々木の肉体美を堪能できるシーンがあることを指摘されると「演出家がしろというから」と照れてみせたが、アンドリューは「チケットを売らないといけないからね」とちゃめっ気たっぷりだった。

佐々木蔵之介の入浴シーンも!「マクベス」フォトギャラリー

 ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇の一つとして知られる「マクベス」の登場人物20人を1人で演じ切る、ナショナルシアター・オブ・スコットランド版「マクベス」。舞台は精神科病院、登場人物は病室に隔離された患者。患者の中に内在した「マクベス」の登場人物たちが、「マクベス」のドラマを再現していくという野心作だ。佐々木は100分間しゃべりっぱなしの“一人マクベス”を日本で初めて演じる。

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 前日のプレビュー公演を「どんな風に思っていただけたのかドキドキしています。とにかくいっぱいいっぱいでした」と振り返った佐々木。一方のアンドリューは「昨日の芝居は本当に素晴らしかった」と切り出すと、「蔵之介さんと芝居を作り上げるプロセスの中で、(オリジナル版の役者)アラン・カミングを思い起こさせた。それは芝居が似ているという意味ではなく、二人とも知性的で、役者としての直感が鋭い。そして努力家だ。国籍は違っていても、とても近いものを感じさせる役者だった」と絶賛した。

 稽古前、佐々木のもとにはアランからの動画メッセージも届いたという。「『今までで一番しんどかった作品だったが、最も輝かしい作品だった。しかしそれをやり遂げるために孤独な作業が必要であることを知るのは僕と蔵之介さんだけだ。公演が終わったら(苦労を)分かち合おう』と言ってくれて。励みになりました」とアランの気遣いを喜んだ。

 また、佐々木は「アンディー(アンドリュー)とは6月に稽古に入ったんですが、それまでは孤独でしたね。ある程度セリフを入れなきゃと思っても、観てくれる人もいなければ返してくれる人もいない」と述懐。「でもアンディーが入って、スコットランドからセットや音響が少しずつ入って。仲間が居てくれるようになった。今はむしろこんなに穏やかに初日を迎えられるなんて、というくらいの気分。全てアンディーのおかげですね」と名演出家に笑顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

舞台「マクベス」は8月2日まで渋谷のパルコ劇場で上演

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