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世界各国の「LGBT」にまつわる秀作が勢ぞろい!東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が11日より開催

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アルバニア人移民でゲイの少年が主人公のロードムービー『クセニア』
アルバニア人移民でゲイの少年が主人公のロードムービー『クセニア』

 現地時間の6月26日、米連邦最高裁判所が同性婚を禁じる州法を違憲とする判決を下したことも記憶に新しいが、日本ではLGBT(セクシャルマイノリティー)を題材にした作品を特集上映する東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の第24回が7月11日より開催される。

【写真】世界各国の「LGBT」映画フォトギャラリー

 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭は、1992年に第1回が開催されて以来、回を重ねるごとに規模を拡大し毎年7,000人規模の観客が集うビッグイベントとなった。本映画祭では同性愛者、トランスジェンダー、バイセクシャルなどさまざまなジェンダーやセクシュアリティーについての作品を上映することにより、より多様で自由な社会をつくることを目的としている。
 
 カンヌ、ベルリン、サンダンスなど国際映画祭で高い評価を受けた作品も多数そろうほか、さまざまな国から出品されているところが本映画祭の美点。ゲイのアルバニア人移民の少年が、兄と共に生き別れた父親を捜すギリシャ、フランス、ベルギー合作のロードムービー『クセニア』、1950年代のチューリッヒを舞台に、ゲイ雑誌を発刊する地下組織に足を踏み入れた教師と女装パフォーマンスをする美青年の恋の行方を描くスイス発のドラマ『ザ・サークル』、田舎町で服飾デザイナーを夢見るトランスジェンダーの女の子と美女、そのフィアンセの三角関係を描くアメリカのロマコメ『ボーイ・ミーツ・ガール』など、バラエティー豊かなラインナップ。長い海外生活を経て、同性愛者の差別が根強く残る故郷ジャカルタに帰国した32歳の女性をはじめ、20代、30代、40代のヒロイン3人の一夜を描く『太陽を失って』はインドネシア発の群像劇だ。

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お江戸のキャンディー
広田レオナが監督を務め、“美しき男の園”を描く『お江戸のキャンディー』(C) 2014 ジュ・デテストゥ・レ・コンコンブル/Love Place

 1962年、ブルックリンにゲイの黒人マッキー・ハリスが立ち上げたゲイバー「スターライト・ラウンジ」の歴史をひもとく『スターライトの伝説』、15歳から22歳までのLGBTの若者が所属するボストンの劇団「トゥルー・カラーズ」の面々が、親との関係、教会のホモフォビア(同性愛者を嫌悪、否定する価値観)、初恋の相手の死、ボストンマラソン爆弾テロ事件など、さまざまな出来事と向き合う『トゥルー・カラーズ ~愛について考えた一年間~』などドキュメンタリーも目を引く。

 また日本からは、女優の広田レオナが監督を務めた「白鳥の湖」の初版に基づくドラマ『お江戸のキャンディー』、男性と関係を持ちながらも年上の女性と交際する女子高生の孤独を描く『あかぎれ』(※短編)、同級生で同性の恋人と、母親と衝突しながら愛を模索する19歳のヒロインの物語『Starting Over』などが出品。そのほか、フランス、チリ、イギリス、アメリカ、台湾など世界各国の短編&中編も上映される。(編集部・石井百合子)

第24回東京国際レスビアン&ゲイ映画祭は7月11日~17日までシネマート新宿にて、17日~20日までスパイラルホールにて開催

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