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『40歳の童貞男』監督の新作は女性を赤裸々に描く!人気コメディエンヌが語る

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エイミー・シューマー
エイミー・シューマー

 人気コメディエンヌ、エイミー・シューマーが、ジャド・アパトー監督の話題作『トレインレック(原題) / Trainwreck』について語った。

ジャド・アパトー監督作品『40歳の童貞男』フォトギャラリー

 本作は、夜はクラブ通いでワンナイトラブを繰り返す雑誌の編集者エイミー(エイミー)が、ある日スポーツドクターのアーロン(ビル・ヘイダー)と出会い、これまでとは異なるタイプのアーロンに戸惑いながらも、自分の人生を見つめ直して二人の関係を深めていくというドラマ。監督は映画『40歳の童貞男』のジャド・アパトー。エイミーは脚本を担当した。

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 脚本執筆の経緯について「ジャドに会った際に、『もし良いアイデアがあるなら、いつでも聞くよ』と言われて、その場で彼にアイデアを語ったの。その頃のわたしは恋に落ちていたけれど、その恋愛におびえてイマイチ楽しむことができず、逆に自分に嫌気が差していた。その後、その思いをシーンごとに順序バラバラに書いてジャドに見せたら、彼が的確な構成にまとめてくれた」と語り、さらに「もっともその男とは別れたけど、それで映画ができたから良かった」と明かした。

 男性との性交渉が多いというだけで、女性のキャラクターを決めつけずに描いている点が興味深い。「わたしはスタンドアップでも、セックスに関して話すことは多いけど、それは実際にわたしがたくさんのセックスをしているわけではなく、あくまで面白いと思っているから。実生活では、これまで長い間男性と付き合って、別れてから次のステディができるまで1、2人の男性と寝ることがあって、その体験をスタンドアップで話すことがあった。なぜなら、ヒドい体験や馬鹿げたことがよく起こるからなの」と語った。女性でもオープンにセックスを語る映画にしたかったようだ。

 アーロンのエイミーへの告白シーンが見どころだ。「好きな人が自分の目の前で告白してくれることほど、女性が繊細になることはないと思う。でも女性は愛を感じても、その愛が自分にふさわしいものかと勝手に壁を作ってしまうことがあって、この脚本を書いているときも、わたしはそう感じていた。このシーンでエイミーは、アーロンとの前夜の関係を打ち消す言葉を放つけれど、アーロンはそれを否定して彼女を驚かせるの」と答えた。彼女も気に入ったシーンのようだ。

 映画は、セックスジョークなどで笑わせながらも、女性の心理をついたコメディー作品で、新たな映画界の人気コメディエンヌの誕生を予感させる。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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