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『ゼロ・グラビティ』アルフォンソ・キュアロン、ベネチアにギレルモ・デル・トロが居なくて寂しい

第72回ベネチア国際映画祭

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寂しい…… - 審査員会見に出席したアルフォンソ・キュアロン監督
寂しい…… - 審査員会見に出席したアルフォンソ・キュアロン監督 - (c) la Biennale di Venezia - Foto ASAC

 第72回ベネチア国際映画祭でコンペティション部門の審査員長を務めているのは、映画『ゼロ・グラビティ』や『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』などで知られるメキシコ人監督アルフォンソ・キュアロンだ。本映画祭のオープニング作品には、第70回は『ゼロ・グラビティ』、第71回は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)とメキシコ出身の監督作が連続して選ばれていた。

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 今年は同じくメキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督作『クリムゾン・ピーク(原題) / Crimson Peak』がオープニング作品としてベネチアで上映されるのではと予想されていたこともあり、キュアロン監督は現地時間2日に行われた審査員会見でデル・トロ監督の不在について聞かれると、「『クリムゾン・ピーク(原題)』はすぐに観るつもり。彼がここに居なくてとても寂しい」とにこり。

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 「“ニュー・メキシカン・ウェーブ”は今や“オールド・メキシカン・ウェーブ”と呼ばれるべきだ。重要なのは、(自分、)アレハンドロ、ギレルモは古い世代だということ。今は、われわれよりも面白い映画を作る世代が居る」とユーモアを交えて後進に期待をかけていた。なお、今年のオープニング作品に選ばれたのは、アイスランド出身のバルタザール・コルマウクル監督が手掛けた『エベレスト 3D』。批評家からの反応もおおむね上々で、アカデミー賞を席巻した『ゼロ・グラビティ』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続くことができるのか注目されている。

 キュアロン監督が率いる今年の審査員には、米女優エリザベス・バンクス、台湾のホウ・シャオシェン監督、『少年は残酷な弓を射る』のイギリス人監督リン・ラムジー、『イングロリアス・バスターズ』のドイツ人女優ダイアン・クルーガーをはじめとした国際色豊かな面々が集っている。コンペ部門に日本からの出品はないが、日本で撮影されたクリステン・スチュワートニコラス・ホルト共演のハリウッド映画『イコールズ(原題) / Equals』や、日本人の血を引くキャリー・ジョージ・フクナガ監督がイドリス・エルバとタッグを組んだNetflix初のオリジナル作品『ビースツ・オブ・ノー・ネイション(原題) / Beasts of No Nation』などがラインナップされている。(編集部・市川遥)

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