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樹木希林、原田眞人監督は美人に弱い!?おなじみの樹木節さく裂

第28回東京国際映画祭

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すっかり気心知れた様子の原田眞人監督と樹木希林
すっかり気心知れた様子の原田眞人監督と樹木希林

 原田眞人監督作品『わが母の記』『駆込み女と駆出し男』に出演した女優の樹木希林が9日、都内で行われた第28回東京国際映画祭「Japan Now」部門記者会見と、Q&Aに原田監督と共に登壇した。樹木は縁の深い原田の腕前を絶賛しつつも、キャスティングに関しては「美人に弱い」と指摘して会場の笑いを誘った。

 日本映画の可能性を国内外に発信することを目的に新設された東京国際映画祭「Japan Now」部門で「原田眞人の世界」と銘打たれた特集上映が組まれることになり、『KAMIKAZE TAXI』(1995年)『クライマーズ・ハイ』(2008年)『日本のいちばん長い日』(2015年)などの原田作品が上映されることが発表された。

 原田監督と共に会見に出席した樹木は、「今日は原田監督を持ち上げながら、時々足を引っぱりにやって来ました」と不敵な笑みを浮かべつつ、「女優の私がこんなこと言っていいのかわかりませんが、やっぱり腕がある。うまい。絶対的な信用をしています」と原田を手放しで絶賛した。

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 さらに、「現場ではディスカッションすることもありません」と原田を随所で持ち上げたが、「他の女優のキャスティングについて文句を言ったことはあります」と突然監督をチクリ。「監督は美人に弱いんですよ。(配役に)個人的な感情がどうしても入ってしまうことがある」と樹木節をさく裂させ、「監督からは(いろんな意味で)『緊張感を与える女優』だと言われます」と毒舌交じりの発言で会場を笑わせた。

 報道陣から原田監督と再び映画を作る可能性があるかと問われると、樹木は「ありません」と一蹴。しかし、対照的に原田は「一応あります。時代劇で、樹木さんには歴史上の人物、まさか樹木さんがやるわけないと誰もが思っているような役に挑戦してもらおうと思っています」と今後の展望を明かした。(取材・文:名鹿祥史)

第28回東京国際映画祭は10月22日~31日、TOHOシネマズ六本木ヒルズなどで開催

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