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井上真央「花燃ゆ」クランクアップで涙一転晴れやかな笑み

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涙を浮かべつつも笑顔で思いを述べた井上真央
涙を浮かべつつも笑顔で思いを述べた井上真央

 井上真央主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のクランクアップセレモニーが14日、NHK放送センターで行われ、同ドラマの全撮影を終えた井上が出席。伊勢谷友介東出昌大らもお祝いに駆け付けた中、井上は笑顔と共に時折涙を浮かべながら撮影を振り返った。

【写真】お祝いに駆けつけた伊勢谷友介、東出昌大らとハグ!

 2014年8月のクランクインから約1年2か月。スタッフや共演者へ感謝の思いを述べた井上は、一時低視聴率とニュースになっていたことにも触れ、「主演としてできることはないかと毎日のように考えていました。でも、できることは誰に何を言われても堂々と立っていることと、現場で馬鹿を言って笑っていることくらいかなと思いながらやっていました」と目に涙をため、心に秘めていた思いを吐露。

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 続けて、「不安や葛藤、機嫌が悪かったり、そういうことはこれだけ歳月を共にするとみんなにバレてしまうもので、すぐ察知してくれた人たちが声をかけてくださったり、色んな形で励ましてくれました。本当に大変な時こそ人の優しさを感じられるなと改めて思いました。これほど自分が成長できた作品はないと思っております」と晴れやかな笑顔を見せた。

 また、同ドラマの土屋勝裕チーフプロデューサーは井上について「1話や2話の真央さんと比べると表情もお芝居の感じも違うし、人間として成長してきた感じを自然と演技に出していけるというか……。(最終回にあたる)50話になっても毎回新鮮でハッとさせてくれるお芝居を見せてくれるので、天才女優ですごいなと改めて感じさせていただきました」と称賛。さらに、井上同様視聴率にも言及し、「大河ドラマの宿命というか、逆にみなさん注目していただいているからということだと思いました」と受け止めていた。

 本作は幕末の長州藩士・吉田松陰の妹・文(井上)を主人公にした群像劇。激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、仲間たちと新時代へ松陰の志を引き継ぐさまを描く。この日は大きな仕事を終え、これからの始まりに思いをはせ、未来へ向かっていく姿が最後の撮影シーンとなった。取材会にはほかに原田泰造久保田磨希檀ふみらも出席した。(中村好伸)

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は毎週日曜午後8時からNHK総合ほかで放送中

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