恐ろしいほど美しいゴシック世界！ギレルモ・デル・トロ最新作、豪華絢爛予告編！

　映画『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ監督が手掛けたゴシックミステリー『クリムゾン・ピーク』の予告編が公開され、豪華絢爛（けんらん）な衣装やセット、そして、恐ろしさを感じるほど美しい世界観の一端が明らかになった。

　『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、『アベンジャーズ』シリーズのトム・ヒドルストン、『インターステラー』のジェシカ・チャステインを主要キャストに迎えた本作。幼いころから幽霊を見ることができる女性イーディス（ミア）が、謎めいた青年トーマス（トム）と結婚。トーマスの姉・ルーシル（ジェシカ）を含む三人での共同生活を始めた、赤土で深紅に染まる山頂に建つ屋敷「クリムゾン・ピーク」に隠された秘密を描き出す。

　イーディスとトーマスの出会いからスタートする予告編では、淡い光に包まれたロマンチックな映像から一転、雪に覆われた、荘厳なクリムゾン・ピークの外観が映し出される。その内装は、目を奪われる装飾が施される一方、どこかサビついたような雰囲気を漂わせる、美しさと恐ろしさが同居したデザイン。その中で、不気味な音や不穏な影におびえながら、不安をつのらせていくイーディスの姿が描かれる。血に染まったように見える雪に囲まれた屋敷の姿は、えもいわれぬ雰囲気を醸し出している。

　屋敷の存在に疑問を持ち始めたイーディスに、トーマスとルーシルは「地下室には行くな」「屋敷には危険な場所もあるの」と何かを隠すような言葉をかけるばかり。そしてイーディスの前に、「クリムゾン・ピークに気をつけろ」と警告する深紅の亡霊たちが現れる……。亡霊たちの言葉の意味とは、彼女が知る真実は一体。デル・トロ監督が仕掛けた謎への期待が高まる映像に仕上がっている。（編集部・入倉功一）

映画『クリムゾン・ピーク』は2016年1月8日より全国公開