整形して帰った母は別人…包帯女の正体は？『グッドナイト・マミー』公開

　整形手術後に豹変した“母親”と双子の兄弟の緊迫した生活を描いたオーストリアのサイコホラー『グッドナイト・マミー』が来年1月12日に日本公開されることが決定した。

美しい映像の中に潜む狂気…『グッドナイト・マミー』フォトギャラリー

　森と畑に囲まれた田舎で、母親の帰りを待っていた双子の兄弟。しかし、そこには整形手術を受けて、顔全体を包帯で覆った母の姿が……。優しかった母が別人のように冷たくなったことを不審に思った兄弟は本当に自分たちの母なのか疑い始める。母らしき女の正体を突き止めようとする兄弟の行動がエスカレートするにつれて、得体の知れない恐怖の全貌が明らかになっていく。

　公開された予告編では、母らしき女が夜にたった独りで森に入っていくなどの奇妙な行動を見せる姿が映し出されている。中でも兄弟がイタズラで仕込んだ昆虫をボリボリと食べる母親の姿が衝撃的だ。本作で、2015年のヨーロッパ映画賞撮影賞を受賞したマルティン・ゲシュラハトの美しく幻想的な映像が新感覚の恐怖をもたらす。

　オーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドル監督の『パラダイス』シリーズで脚本を務めたヴェロニカ・フランツがメガホンを取り、ドイツ人ボクサーの伝記映画『ザ・ファイト　拳に込めたプライド』（日本劇場未公開）に出演したスザンネ・ヴェストが包帯姿の母親を演じた。（編集部・那須本康）

映画『グッドナイト・マミー』は2016年1月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開