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天才・立川談志の底知れぬ魅力!気安くないカリスマ性

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立川談志さんについて熱く語った春日太一とサンキュータツオ
立川談志さんについて熱く語った春日太一とサンキュータツオ

 WOWOWで来年1月より5か月連続で放送される特集番組「はじめての談志×これからの談志」の放送記念イベントが16日、都内で行われ、定期落語会「渋谷らくご」でキュレーターを務めるお笑い芸人のサンキュータツオと、時代劇研究家の春日太一が出席。それぞれの立場から立川談志さんの底知れぬ魅力を語り合った。

 同番組は2011年に75歳で亡くなった天才落語家・立川談志さんの映像遺産の中から、その破天荒で強烈な存在感や魅力を知ることのできる、厳選された10演目を放送する特集番組。

 イベントでは「権助提灯」と「芝浜」が上映され、今回初めて鑑賞したという春日は「迫力があり、カリスマ性って何だろうって思わされました。そのカリスマ性が何かというと、気安くないんですよ。気難しい、近づきたくないではなく、気楽に近づいちゃいけないというピリピリした緊張感が伝わってきました」と説明。

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 さらに、春日が「落語に行く人の目的は笑うことと思うけど、簡単に笑わせないぞという雰囲気というか。ある種、観客に緊張感を強いる。観客も気安くここに座れないぞという部分がありました」と語ると、サンキュータツオも同意。18歳で初めて談志さんの落語を見たというサンキュータツオは、生で体感した興奮を「談志師匠の場合は出てきて最初の一言を言うまでは『シーン』としていて、咳払いひとつしたらいけないと息を飲む緊張感がありました。でも、それが癖になってくる」と振り返った。

 また、春日は「見ていてだんだん笑いながらも姿勢がよくなっていきました。それは窮屈ではなく快感で、ある種カリスマの海に飛び込んでいく感じで、精神的に支配されていく喜びでした」とコメント。サンキュータツオも「それは談志師匠自身が落語と向かい合うときにいい加減な気持ちで向き合っていないからですよ」と談志さんを称えていた。(取材・文:中村好伸)

特集番組「はじめての談志×これからの談志」はWOWOWにて2016年1月2日より放送

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