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トム・ハンクスにとってスピルバーグ監督とは?

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実在の弁護士をトム・ハンクスが熱演
実在の弁護士をトム・ハンクスが熱演 - (C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.

 ハリウッドを代表する名優トム・ハンクスのインタビュー映像が公開され、コーエン兄弟が書いた脚本で、スティーヴン・スピルバーグが監督した映画『ブリッジ・オブ・スパイ』の主演を務めることの心境を語っている。

 トムがスピルバーグ監督とタッグを組んだ本作は、東西冷戦下の1960年に実際に起きたソ連によるアメリカ偵察機撃墜事件“U-2撃墜事件”の舞台裏に迫った作品で、弁護士ジェームズ・ドノヴァン(トム)が、ソ連のスパイ、ルドルフ(マーク・ライランス)の弁護を引き受けたことで、ソ連に捕われたアメリカ人パイロットとの交換交渉の大役を任されるというもの。

 今回公開されたインタビュー映像でトムは、この脚本の主人公役に自分を選んでくれただけで「役者冥利につきる」と語っており、しかもそれがスピルバーグからの指名であることを「宝クジに当たった気分だよ」と答えている。本作が『ターミナル』以来、4本目のスピルバーグとのコラボレーションになるが、同監督に寄せる尊敬と信頼は並々ならぬものがあるのが感じられる。

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 スピルバーグとの関係については「お互いのことはよく分かっている」と述べ、「撮影現場では何かいいアイデアを思いついたら話す」そうで、スピルバーグはいつもトムに賛成してくれるそうだ。「そうすることが、僕の積極的な演技につながりシーンが引き立つと彼は考えるんだ」という言葉からは、互いの考え方を理解し、いいシーン、いい映画を作っていこうという2人の姿勢がうかがえる。

 本映像の中でトムは、自分が演じたドノヴァンという役柄に関しても熱く語っている。脚本に書かれたドノヴァンの人物像に惹かれたというトムは、敵国のスパイを弁護するという複雑な状況とそれに対する葛藤を深く理解した上で、今回の映画にのぞんでいる。同作の脚本はマット・シャルマン、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が担当している。(編集部・海江田宗)

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日より全国公開

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