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クリス・ヘムズワースの目に何度も引き込まれたと『白鯨との闘い』のベンジャミン・ウォーカーが告白

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ベンジャミン・ウォーカー
ベンジャミン・ウォーカー

 話題作『白鯨との闘い』(1月16日~日本公開)について、注目の俳優ベンジャミン・ウォーカーが語った。

【写真】『白鯨との闘い』ギャラリー

 本作は、1819年、エセックス号の航海士オーウェン(クリス・ヘムズワース)と乗員たちが、鯨油を手に入れるためにマサチューセッツ州ナンタケットを出港するが、太平洋沖4,800キロメートルの海域で巨大な白鯨と遭遇して船を沈没させられ、生存をかけた闘いが展開するというもの。ベンジャミンはエセックス号の船長ジョージ・ポラードを演じている。作家ナサニエル・フィルブリックのノンフィクション「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を、ロン・ハワードが映画化した。

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 撮影中に減量したことについて、ベンジャミンは「約13キロも痩せたんだ。まず健康であるか調べるために医者が血液を採り、次に食べ物に気をつけるために栄養士をつけ、さらに体を鍛えるためにトレーナーもつけた。撮影前に俳優たちは屈強に見せるためにトレーニングで体を大きくし、撮影開始後(遭難し痩せる設定のため)食べ物を減らしていった。僕ら俳優が演じたのは実在した人々で、彼らは本当に過酷な状況下に置かれていた。そんな彼らに敬意を表するためにも、それらが最低限やるべきことだった」と過酷な撮影を振り返った。

 実在のジョージ・ポラードについて「実際のジョージは背が低く、太っていたらしい。でも、ロン・ハワード監督にはミスキャストだとは言わなかったよ(笑)。ジョージの当時の写真はなかったけれど、彼について記されたさまざまな書物を読んだ。その中でも、ナサニエル・フィルブリックの原作は素晴らしく、彼のことが詳細に書かれていた。さらに僕ら俳優は、航海を学ぶために学校にも通った。そこでは、綱の結び方を学んだり実際にテムズ川を船で上ったり、下ったりもした」と相当な準備をしたようだ。

 映画内では船長ジョージとオーウェンが最初対立するが、クリスとの共演については「彼は美しい男だ(笑)。彼の目に引き込まれてしまったことが何度もあった(笑)。彼は真のプロフェッショナルで、僕もかなり痩せたが、彼は映画『マイティ・ソー』シリーズのために筋肉を鍛えたものの、今作のために痩せ、また『マイティ・ソー』の続編で太らなければいけなくて大変だった。スタンドアップコメディアンでもある僕は、撮影中はセットでジョークを言って、クリスを含めた俳優たちの緊張感を和らげていた」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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