薄毛になったジョニデの変貌ぶりに目が離せない！特別映像公開

　ジョニー・デップが素顔を封印し、薄毛オールバックの特殊メイクで実在のギャングにふんした映画『ブラック・スキャンダル』より、監督や共演者がジョニーの徹底した役づくりを語る映像が公開された。ジョニー演じるバルジャーの弟ビリー役を務めたベネディクト・カンバーバッチは、「冗談抜きで、彼から目が離せなくなる」と熱弁している。

　アメリカ史上最悪の汚職事件を描く本作で、ジョニーは伝説のギャングスター、ジェームズ・ホワイティ・バルジャーを演じる。あらゆる凶悪犯罪に手を染め、ウサマ・ビン・ラディンに次ぐFBI最重要指名手配犯に認定された実在の犯罪王に徹底的になりきったジョニーは、まるで別人。メイク技術を駆使したルックスと、ジョニーによるモデルの徹底的リサーチ、そして持ち前の演技力で圧巻の変貌を遂げている。

　公開された映像では、メガホンを取ったスコット・クーパー監督や、カンバーバッチら共演者たちが、そのこだわりぶりを絶賛している。FBI捜査官の妻を演じたジュリアンヌ・ニコルソンは「彼の目に普段のジョニーの面影はまるでなかった。髪も歯も傷痕も、すべてが別人だった」と驚きを露わにし、他の共演者も「全くの別人だった」と口をそろえる。また、カンバーバッチは不気味な雰囲気を醸したジョニーの秀逸な演技にも言及している。

　本作は、1975年のアメリカ・サウスボストンが舞台。FBI特別捜査官コノリー（ジョエル・エドガートン）がギャングのボスであるバルジャーとある密約を交わしたことから、FBIは徐々に悪にむしばまれていく。やがて彼らの犯した罪が明るみになったとき、衝撃の結末が訪れる。（編集部・小山美咲）

映画『ブラック・スキャンダル』は1月30日より全国公開