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“ハイパーメディアフリーター”黒田勇樹のゆうばり上映物語

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自らの作品を上映するという長年の思いを実らせた黒田勇樹
自らの作品を上映するという長年の思いを実らせた黒田勇樹

 開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」で27日、“ハイパーメディアフリーター”黒田勇樹の監督作『恐怖!セミ男』が上映され、赤ペン瀧川先生、漫画「うしおととら」の作者で黒田が大ファンという藤田和日郎をゲストに迎えてのトークショーも行われた。

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 『恐怖!セミ男』は黒田が監督・脚本・出演・編集と四役を担当し、“超B級ハイスピードアットホームホラーミュージカルアクションコメディ”と銘打たれた作品。平和な家族のもとにある日突然乱入してきたブリーフ一丁の男=セミ男を巡る騒動を描く。

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 1998年の『学校III』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した頃から映画監督が夢だったという黒田は、当時「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」を訪れ、「自分が監督した映画を絶対ゆうばりに持ってきます」と宣言。そこから時を経て、1度は監督作を応募するも落選となり、今回2度目の応募となった本作において遂に長年の思いを実らせ作品上映の運びとなった。

 「昔映画を撮りたかった自分を裏切れなかった」という黒田は当初ホームドラマを念頭していたが、セミ男にふさわしい俳優と出会い、交際する女性から「あなたが一番撮りたいものを撮りなよ」とアドバイスされたことで、ホラー調でありながら自身のモットー“いつも笑顔で人に優しく”を盛り込んだ本作が出来上がったという。

 上映前トークに登場し出演もしている赤ペン瀧川先生は「ひさしぶりにすげぇ面白いものを見た。この健全さ、清潔さを是非みなさんに観てほしい」、上映後に黒田とトークショーを行った藤田は「これから先、どんどんまた映画を撮ってほしい」とそれぞれ激励。

 黒田はこうした言葉を受け、「自分がやることはサブカルチャーではなくカウンターカルチャー。文化の方に振り切ってる奴も誰か1人いないといけない。カウンターを打ち続けて、そういうものがあると文化はよくなっていくので、面白くすることだけを考えて生きていきたい」と今後の意気込みを語った。(長谷川亮)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」は2月29日まで合宿の宿ひまわりをメイン会場に、夕張市内の各会場で開催中

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