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山田裕貴、二階堂ふみをイラつかせる!『ふきげんな過去』でおバカなバンドマンに

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イケメンなのに残念なバンドマン役の山田裕貴
イケメンなのに残念なバンドマン役の山田裕貴 - (C) 2016「ふきげんな過去」製作委員会

 小泉今日子二階堂ふみのW主演映画『ふきげんな過去』で、山田裕貴がイケメンなのにちょっとおバカなバンドマン役を務めることが明らかになった。二階堂演じる果子に思いを寄せるが、全く相手にされないどころかイラつかせてしまうのだとか。併せて公開された場面写真では、バンドマンらしい装いながらも、前髪をちょこんと結びおバカっぽい(?)雰囲気を漂わせている。

映画『ふきげんな過去』予告編

 本作は、退屈な毎日を送る高校生の果子(二階堂)のもとに、死んだはずの伯母・未来子(小泉)が現れ、果子の本当の母親は自分だと告げることから展開していく母娘のひと夏の物語。山田演じるヒサシは、果子のことが大好きなのに振り向いてもらえず、全編通して果子に振り回されっぱなしの三枚目キャラ。

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 メガホンを取った前田司郎監督は山田について、当初は「イケメン風の芝居をするのでは」と思っていたそう。しかし、「すごく面白いお芝居を見せてくれました。その時、ぜひ僕の映画に出てほしいなと思いました」といい意味で期待を裏切った山田の演技が決め手だったという。前田が作・演出を手掛ける舞台「宮本武蔵(完全版)」(8月19日~)では満を持して山田が舞台初主演を務めることも決まっており、二人のタッグで生み出される空気感にも期待だ。

記事全体
二階堂ふみ演じる果子に片思い - (C) 2016「ふきげんな過去」製作委員会

 クールなルックスとは異なるキャラを演じる山田だが、「僕自身はたぶん三枚目キャラです」と吐露。「この役どころのちょっとおバカな人間は等身大なのです(笑)」と笑い、ワークショップで知り合った前田に自身のそんな部分を見抜かれていたのではと語る。共演シーンが多かった二階堂に、打ち上げの場で「信頼できる俳優さんでした」と言ってもらえたことが心からうれしく印象に残っているというが、「たぶん二階堂さんは『そんなこと言いました?』って僕をいじると思います(笑)。そんなやり取りができるぐらい、楽しい撮影現場になっていたのではないかと思いますし、僕の役目は果たせたんじゃないかなと思います!」と充実した様子で振り返った。

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 山田は1990年生まれの25歳。2011年に放送された特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で注目されて以来、『ホットロード』『ストロボ・エッジ』などの話題作に立て続けに出演。今年は本作のほか、主演を務める『闇金ドッグス3』や人気漫画を実写化する『青空エール』などが控え、いま最も勢いのある俳優の一人だ。イメージ通りの好青年からチャラ男などの浮ついた役、裏社会を生きるヤクザまで、幅広い役柄をそつなくこなしてきた山田が、本作で新たな魅力を開花させる。(編集部・小山美咲)

映画『ふきげんな過去』は6月25日よりテアトル新宿ほか全国公開

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