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鈴木亮平『変態仮面』続編に抵抗なし!朝ドラ後も変わらぬ姿勢

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「パート2は悲願だった」鈴木亮平
「パート2は悲願だった」鈴木亮平

 変態が悪を成敗するという奇想天外なアクションヒーローが再びスクリーンに帰って来た。タイトルは『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』、主人公・色丞狂介役(=変態仮面)はもちろん鈴木亮平だ。さらに鍛え上げたマッチョなボディー、新たに社交ダンスを取り入れたしなやかな腰つき……。「パート2は悲願だった」という鈴木が、身も心もささげた“HK愛”を存分に語った。

【動画】『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』予告編

 本作は、あんど慶周のコミック「究極!!変態仮面」を、「勇者ヨシヒコ」「コドモ警察」シリーズなどで知られる福田雄一監督が実写映画化したアクションコメディー第2弾。頭にパンティーをかぶることで飛躍的なパワーを発揮する青年・狂介(鈴木)が、“世界からパンティーが消失する”という非常事態に立ち向かう姿を特撮映像満載で描く。

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 前作の公開(2013年)後、NHK連続テレビ小説「花子とアン」に出演し、映画『TOKYO TRIBE』『俺物語!!』などの話題作で主役を張るなど、鈴木は破竹の勢いでスター街道を上り始めた。取り巻く環境が明らかに違う中、再び変態仮面を演じることに抵抗はなかったのか。これに対して鈴木からは「前作から福田監督と『パート3までやろう』と話し合っていたので、むしろ悲願ですよ!」と意外な言葉が飛び出した。

 「予算も時間もなかった前作でできなかったことをやり切ることが目標だった」と語る鈴木は、「あくまでもヒーロー映画の枠組みの中で、大真面目にかっこいい世界観を作り上げる。ストイックにやればやるほど、そのギャップで笑いが生まれるので、現場は前作以上に真剣だった」と目を輝かせる。

 その意気込みは、さらにマッチョになった体格にも表れている。「変態仮面は、あるアメリカンヒーローを意識して作られているんですが、ただのオマージュやパロディーではなく、本家に見劣りしない体にしたかった」と述懐。またしても過酷な肉体改造に取り組んだかと思いきや、「たまたま『俺物語!!』で体重を増やした直後だったのでタイミングが良かった。脂肪をうまく落として筋肉を残したので、日本人の規格を超えたサイズ感を出すことができた」と笑顔を見せる。

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 さらに今回、動きに社交ダンスを取り入れたそうで、「クランクインする前に、福田監督から『社交ダンスとフラミンゴの動きを研究しておいてくれ』と言われて。その二つが最も変態的な動きをするって言うんです」と苦笑い。最終的にルンバにたどり着いたという鈴木は、「一番腰が動いてセクシーでしたね。歩き方も前作では『キュッキュッ』っていう感じだったのが、『ギュイーンギュイーン』という動きになり、より変態的になったと思います」と満足げだ。

 しかし、正義のヒーローとはいえ変態は変態。パンティーをかぶる変身シーンは恥ずかしくないのだろうか? 「いやぁ、ドキドキしますよ……。あ、違う意味で、ですよ。変身する際、アゴから入れるんですが、ちょうど目の位置に穴がくるようにピタッとかぶるのが難しいんです。本番は失敗できないので、ものすごく緊張しました。意外と緻密な計算が必要なんです」と本人は至って大真面目だ。

 “世界からパンティーが消失する”という今回の設定に、「さすが福田監督、天才ですね」とたたえる鈴木。もしパート3があるとするなら、「例えば『マトリックス』のエージェントのように100人くらいと戦ってみたい。“おイナリさん”攻撃でバッタバッタと倒したい」と意欲満々。ただし、「安田顕さんとの再共演は警戒したい。あの人、オナラを自在に出す能力があって、おかげで2回NGを出してしまった」とぼやき節。果たして3部作完結となるか、全ては本作のヒットに懸かっている。(取材・文:坂田正樹)

映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は5月14日より新宿バルト9ほか全国公開

『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』予告編 » 動画の詳細
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