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『スタンド・バイ・ミー』ロブ・ライナー監督、息子の実体験を基にした最もパーソナルな新作

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ロブ・ライナー監督
ロブ・ライナー監督

 映画『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督と息子ニック・ライナーがタッグを組んだ新作『ビーイング・チャーリー(原題) / Being Charlie』について、現地時間4日にニューヨークのAOLで行われたイベントで語った。

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 本作は、ドラッグ問題を起こし、カリフォルニア州知事選を控えた父親デヴィッド(ケイリー・エルウィズ)から強制的にリハビリ施設に入れられてしまった18歳の少年チャーリー(ニック・ロビンソン)が、父親との間には深い溝が生まれるも、リハビリ施設で恋人エヴァや患者たちと接しながら徐々に再生していくというドラマ。息子ニックがマット・エリソフォンと脚本を共同執筆し、父親ロブがメガホンを取った。

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ロブ・ライナー
ニック・ライナー

 今作はニックの過去の体験が基になったそうだ。ロブは「映画内の一部はニックが体験してきたことが含まれていて、今作の親子関係は主にニックと僕ら(ロブと妻)との関係に似ている」と明かすと、ニックは脚本執筆の際に気を付けた点について「自分の人生には必ず良い部分があって、そんな良いストーリーを伝えるうえで、それらを映画内に含めるか、含めないかが重要になる。個人的には、これまでの人生の悪事(ドラッグ問題など)を含めることにはためらわなかったが、映画のストーリーを構成するうえで、他の人々が共感を覚えるような良い部分も含めなければいけないとは思った」とバランスに苦労したそうだ。

 ロブにとって今作は「これまで僕が手掛けてきた作品の中で、最もパーソナルなものだ。ドラッグ問題を提示した映画やセラピー用の映画でもない。僕と妻は、ニックの当時の体験に対して、ニックの観点で自分たちがどのように接していたかを知った。僕自身、より明確にニックとの理解を深めることができた。ニックにも、僕が当時どのように接していたかを今作を通して理解してもらえたはずだ」と語った。映画製作が親子関係をより親密にさせたようだ。

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 主演のニック・ロビンソンについて「彼は『ジュラシック・ワールド』に出演している。ニック(・ライナー)も出演者のオーディションに参加してくれた」とロブが語ると、ニックは「僕はオーディションでは座っていただけだが、テレビドラマ『HOMELAND』のモーガン・セイラーは、あのドラマのためにリハビリ施設を訪れたことがあるらしく、僕が父にモーガンはリハビリ施設のエヴァ役だと薦めた」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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