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辺見マリ、洗脳事件を振り返る「お金というものは恐ろしい」

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5日、66歳の誕生日を迎えた辺見マリ
5日、66歳の誕生日を迎えた辺見マリ

 10月8日より公開されるイタリア映画『人間の値打ち』の一般試写イベントに登壇した女優・歌手の辺見マリが、5億円を奪われたというかの有名な洗脳事件を振り返った。

【写真】クリスマスイヴのひき逃げ事件を巡り秘密が暴かれていく3家族のサスペンス

 クリスマスイヴ前夜、イタリア・ミラノ郊外で起こったひき逃げ事故をきっかけに、経済格差のある3つの家庭に隠された秘密が暴かれていくさまを描いた本作。監督のパオロ・ヴィルズィによると「お金にまつわる問題がいかに人間関係や人の運命、価値を左右しうるか……これこそが本作で描きたかった」という。

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 辺見はそのテーマに触れ「本当にお金というものは恐ろしい。わたしもそれによって、いろいろな人と出会って、人が変わっていく姿も見ました。大きな代償を払いました。謝っても謝り切れないことだらけです。けれど、みんながわたしを待っていてくれた。そのことによって大きな愛を得られた気がします」と自身の人生を狂わせた洗脳事件について涙ながらに告白。「納得いくまで物事を突き詰めるタイプの人間なんです。家族がわたしを待っていてくれるなんてことも、最後の最後までわからなかった。とにかく突っ走っているから、周りが見えなかったんです」と当時の自身を分析した。

 さらに司会者から「辺見さんにとっての人間の値打ち、人生の値打ちとは?」と問われると「自分の尺度をちゃんと持って生きていないと、いろいろなところに揺れ動き、巻き込まれる。自分で自分の価値を決めるのか、人が自分の価値を決めるのか、これはとても難しい問題です。けれど人間の価値は自分が生きているということ、そして、たくさんの人が周りにいてくれるということ、誰が決めるものでもない」と事件の爪痕を感じさせる持論を展開した。(月影さら)

映画『人間の値打ち』は10月8日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開

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