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大島渚監督の名作も35ミリフィルムで上映 64年続く老舗映画館でBeppu凱旋映画祭が開催!

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大島渚監督『愛のコリーダ』(1976)も上映
大島渚監督『愛のコリーダ』(1976)も上映 - (C)大島渚プロダクション

 大分県別府市にある老舗映画館、別府ブルーバード劇場で「Beppu凱旋映画祭」が今月18日から3日間にわたって開催される。本映画祭は「海外映画祭からの凱旋」をテーマに、海外映画祭で受賞・上映された監督の作品を特集上映。本映画祭のオープニングとクロージングを飾るのはカンヌ映画祭で海外に多大な衝撃を与えた故・大島渚監督の『愛のコリーダ』(1976)、『戦場のメリークリスマス』(1983)。64年続く歴史ある映画館に残る35ミリ映写機でフィルム上映される予定。

 第1回となる今回は、塚本晋也監督『野火』(2014)、北野武監督『HANA-BI』(1997)(35ミリ上映)、阪本順治監督『闇の子供たち』(2008)など海外で評価の高い巨匠たちの名作を上映するほか、映画界の未来を担う新たな才能を紹介すべく、今年のカンヌ映画祭短編部門にて公式上映された、佃尚能監督『鼻歌』(2016)や海外で評価の高い光武蔵人監督『女体銃 GUN WOMAN』(2014)など、インディペンデント映画も同時に上映される。また当日は俳優の津田寛治、塚本晋也監督、大島渚監督の次男で自身も監督として活躍する大島新、『女体銃 GUN WOMAN』主演の亜紗美ら多彩なゲストによるトークイベントも催される。

 本映画祭を立ち上げたのは、地元出身で映画監督の月足栄一と、映画ライターであり別府ブルーバード劇場のプログラミングディレクターを務めている森田真帆。森田は「かつて別府には数多くの映画館があったと聞いていますが、現在残っているのはこの別府ブルーバード劇場しかありません。館長である岡村照さんは現在85歳です。若い頃に旦那様を亡くされて以来、映写機の使い方も独学で勉強し、40年近く女手ひとつでこの映画館を守ってきました。わたしは旅で訪れたときに偶然出会った当劇場を盛り上げるべく、さまざまなイベントを催してきましたが、今回友人の月足監督とともに海外で評価の高い作品を特集する映画祭を開催することで、一人でも多くの方に別府ブルーバード劇場の味わい深い雰囲気を知っていただければと思いこの映画祭を立ち上げました。メジャーからインディペンデントまで、すべてが刺激的な作品ばかりです。特に大島監督の名作をフィルムで鑑賞する機会はなかなかありませんので、ぜひ多くの方々にご来場いただきたく思います」と映画祭への思いを語った。(イマダチカコ)

Beppu凱旋映画祭は11月18日から20日まで、別府ブルーバード劇場にて開催。
一般作品鑑賞券前売券 : 800円 当日券:1,000円 一般作品全日フリーパス: 前売券 2,300円 当日券 2,500円

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