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のん、『この世界の片隅に』Pと再タッグ!声優で時代劇に初挑戦

アフレコに臨んだのん
アフレコに臨んだのん

 丸山正雄プロデューサー(『この世界の片隅に』など)による、作家の池波正太郎の代表作である「鬼平犯科帳」(文藝春秋刊)をアニメ化したテレビアニメ「鬼平」に、女優・のんが声優として出演することが決定。丸山プロデューサー自身に「何が何でも出て欲しい」と打診され、のん自身初の時代劇に挑戦することが明かされた。

【画像】アフレコ中真剣な表情を見せたのん

 のんは、同アニメの第12話「あきれた奴」で、火付盗賊改方・同心の小柳が捕らえた盗人・又八の女房「おたか」役で出演。2月中旬に都内で行われた公開アフレコでのんは、橋の上から子供と身投げしようとして小柳に救われるシーンを情感豊かに熱演。自身の声優初挑戦作『この世界の片隅に』で組んだ丸山プロデューサーを前に、「丸山さんが作っているものにまた呼んでいただけてうれしい」と笑顔を見せる。

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 またのんは「鬼平」シリーズについてテレビドラマ版の大ファンだったといい、「もともと大好きでDVDで何度も観ていました」とのこと。主人公の鬼平も「かっこいいですよね。お声がいいなって。ぐっと気持ちを持っていかれるくらい」と絶賛。本ドラマで時代劇にも初挑戦となったが、「やったことがなかったのでずっとやりたかった。こういう題材の作品でうれしい。作品の雰囲気を壊さないよう頑張りました」としみじみ。丸山プロデューサーも「実写(の時代劇)でも見てみたい」とのんにエールを送っていた。

丸山プロデューサーと

 さらにのんはオファーが来たときは、「男の役でもいい」と思っていたと話す。「時代劇だとどんな役が自分に合うと思うか」と問われると「鬼平……」とぽつり。「小学生、中学生くらいの年齢の鬼平だったらいけると思います。(鬼平の性格は)自分と真逆だとも思わないし、遊び心のある感じが自分と似ていると思います」とニヤリ。

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 「鬼平のようなヒーローの役にすごく憧れるんです。ちょっと食えないやつみたいなキャラクターも大好き。いろんな作品を観ていてヒーローにすごく心を惹かれることが多いんです。『アイアンマン』とか、『ニック・ワイルド』とかも大好きです」と自分の理想のヒーロー像についてもうれしそうに話していた。(取材・文:名鹿祥史)

テレビアニメ「鬼平」第12話「あきれた奴」はテレビ東京ほか、Amazonプライム・ビデオにて3月27日深夜放送・配信 時代劇専門チャンネルでは4月2日夜放送 ※詳細は公式サイトにて

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