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実写がんこちゃん始まった!“予想外”の連続に困惑…見逃すファン続出はなぜ?

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二階堂ふみのがんこちゃんがなぜかしっくりくる!(画像は2016年撮影)
二階堂ふみのがんこちゃんがなぜかしっくりくる!(画像は2016年撮影)

 長く親しまれてきた人形劇「ざわざわ森のがんこちゃん」(NHK・Eテレ)初の実写ドラマ化作品「もしもドラマ がんこちゃんは大学生」の第1話が放送され、大きな話題となっている。

【写真】二階堂ふみの実写がんこちゃん

 先月末に同ドラマの放送が発表された際には、まさかの「がんこちゃん」実写化に加え、がんこちゃんが人間の姿になり現代でキャンパスライフをエンジョイする大学生で、なおかつそれを人気女優の二階堂ふみが演じるとあり、SNSなどで大反響を呼んだ。

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 その第1話がついに6日深夜に放送された。だが、SNS上には多数の「見逃した」というつぶやきが。実は、同作は各話3分というミニドラマなのだが、それを知らずに気づいたら終わってしまっていたというファンが多かったようなのだ。また、放送は観ることができたが、「がんこちゃん始まったと思ったら終わった」など短すぎて驚いたという感想も見られた。

 次に、ドラマ内のがんこちゃんが人間の大学生という事実もファンに衝撃を与えた。設定自体驚きだが、放送が発表された時点での「どういうわけか人間の姿になり……」という以上の説明は1話本編にはなく、ナチュラルに大学生のがんこちゃんを中心にストーリーが始まるというなかなかシュールな展開。この情報量の少なさは、視聴者にとっても「がんこちゃん唐突」「設定が謎」と予想以上のゆるさだったよう。

 そして意外にも多かったのが、「二階堂ふみのがんこちゃんが思いのほかに合っている」というコメント。本来のがんこちゃんは、牙を生やしたピンク色の恐竜の女の子。それをどう人間の女子大生に? と思うが、劇中の二階堂はとがった歯と黄色いリボン、全身ピンクのコーディネートで“がんこちゃん感”を存分に出しながらも、妙にしっくりとくる仕上がり。「違和感がないことに違和感」とつぶやかれるほどだ。

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 また、ドラマが描くテーマも注目されている。1話のサブタイトルは「いいねが命!ネタクレくん」で、SNSにアップした画像に「いいね」をたくさんもらうことに情熱をそそぐキャラクターが登場。現代の若者を風刺するようなエピソードも視聴者の予想の斜め上をいっていたようだが、「SNSのいいねとは何かを問いかける、ドラマがんこちゃん」「猛スピードで社会風刺をするがんこちゃんドラマ(3分)」などとSNS世代の視聴者の関心は得られたよう。放送が控える2話以降も「情報大好き!ケンサクくん」「はっきり言うぞ!シュチョウくん」「目立つの禁止!ブナンくん」と現代社会を象徴するような内容が期待できそうだ。

 数々の驚きを視聴者に与えた1話だが、「実写がんこちゃんが思ったよりがんこちゃんしてる」「実写版がんこちゃんナメてたけど普通に好きだった」「実写版がんこちゃんが割と面白かった」という声が多く、期待以上の出来であったことが一番の“予想外”だったのかもしれない。(山田貴子)

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