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肌の色なんて関係ない!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が描くのは多様性!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が伝えるメッセージとは?
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が伝えるメッセージとは? - (C) Marvel Studios 2017

 ついに日本公開を迎えた人気作の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で、美しき暗殺者ガモーラ&マッチョな破壊王ドラックスにそれぞれふんしたゾーイ・サルダナデイヴ・バウティスタが、本作の魅力とも言える“キャラクターたちの見た目”について語った。

アイツらが帰ってきた!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』予告編

 マーベルスタジオが放つ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは、お調子者のトレジャーハンター“スター・ロード”ことピーター・クイル(クリス・プラット)が、刑務所で偶然出会ったワケありのヤツらと銀河の危機を救うべく大奮闘するさまを描くアクションアドベンチャー。そんなガーディアンズには、緑色のガモーラや灰色の肌に赤のタトゥーが入ったドラックスをはじめ、さらにはアライグマに樹木型ヒューマノイドまでいるように、性格だけでなく見た目もとにかく超個性的なメンバーがそろっている。

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ガモーラ&ドラックスの素顔はこんな感じです!

 しかし、そんなユニークな容姿のキャラクターを演じるうえで、ゾーイ&デイヴには特殊メイクとの闘いがあったことは想像に難くない。「1作目の時はメイクに5時間もかかってかなりしんどかった。1作目ではすべてが初めてのことだったから、適した緑色になるまで試行錯誤しなきゃで、私の肌には何層も色が塗り重ねられていたの。それに人工装具も身につけなくちゃいけなくて。でも今回は2時間短縮できて、3時間でできるようになったから、かなり救われたわね」と振り返るゾーイ。

 長時間に及ぶメイクでも頑張ろうと思えたのは、さらに長いメイク時間を必要とするキャストがいたことだったそう……。デイヴとゾーイいわく、ガモーラの妹で青の肌に身体の大半が機械化しているネビュラを演じたカレン・ギランに施される特殊メイクが一番大変だったそうで、ゾーイは「(ネビュラは)身体のほとんどが機械だから、カレンは人工装具をたくさん身につけなくちゃいけなかった。それに量が多い髪をかなりタイトにまとめなくちゃいけなくて。それを見たら、自分はまだマシな方なんだって。私なんかが文句言ってちゃいけないんだってと思わずにはいられなかった」と本音を打ち明ける。

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 一方で、デイヴは「僕の方はまだ楽だったと思う。それでも何時間とかかるけど、不満はなかった。1作目はつらかったけど、2作目になったらそうでもなかった」と冷静さを見せる。それは現場でも同じだったようで、ゾーイは「いかにデイヴやカレンが各々のメイクチームと落ち着いてやっているかを耳にしたら、私も自分のチームを落胆させたくなかった。この作品で私一人じゃないって思えたから。チームのみんなは私たちキャストより早くやってきて遅く帰るわけで、疲れているに決まっている。だから、私が癇癪(かんしゃく)なんて起こしている場合じゃないし、でも数回はあったかな……」と笑いを誘いつつ、「そんな私のことをチームのみんなは気遣ってくれて」と感謝の気持ちでいっぱいの様子のゾーイ。「そうだね。それでこそチームだと思うし、みんなとても思いやりに溢れていて、チームはどれだけ僕らのメイクが苦痛かも理解してくれていた」と続けるデイヴに対し、ゾーイは「だからこそ、あなたはチームのために強くあろうとしたのよね。素晴らしいことだと思う」と尊敬のまなざしで称える。

 2人のやりとりからもうかがえたように、キャスト&スタッフの思いやりの心によって完成までこぎつけた本作。劇中では、肌の色が違うのはもちろんのこと、もはや人種を超越したさまざまなキャラクターたちが時にぶつかり合いながらも手を取り合い、ともに困難に立ち向かっていく。そこにはグローバル化した世界に生きる現代人の胸を打つものがあるが、演じた2人はどう思ったのだろうか。ゾーイは「私はこれまで、SF映画に出演する機会がたまたま続いていたと思っていたけど、実際には心のどこかで無意識に、肌の色のように、自分ではどうしようもできない、あるいは、変えることができないことを受け入れられない人々と働くことを避けてきたんだと思う。だから私は、本作の監督ジェームズ・ガンや(『アバター』の)ジェームズ・キャメロン、そして(『スター・トレック』の)J・J・エイブラムスといった監督と働くことを選んだのだと思う。彼らは、とてもシンプルな物語を想像力豊かに型破りな設定で伝えるの。それってとてもクリエイティブで発明的で、私もより自由でより自分らしさを感じることができる。ガーディアンズはそれこそ、私がキャリアと人生で求めていたものだと思った。ガーディアンズのキャラクターたちはある意味、孤児であり、除け者にされ負け犬として相手にされてこなかった。そんな彼らが出会い、互いを思いやり、家族のような関係を築く、早い段階からそういうメッセージを伝えていたと思うし、私はそういうところに心を動かされた」と熱弁する。

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 聞き入っていたデイヴも「同感だね。それが意図的なメッセージかはわからないけど、確かに多様性ということを描いていると思う。ならず者かもしれないけど、手を合わせれば強いというね」と語ると、2人は見つめ合いながら「それってとってもカッコイイことよね(ゾーイ)」「ああ、俺たちは最高にカッコイイ(デイヴ)」と大笑いしてみせた。(編集部・石神恵美子)

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は全国公開中

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