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どうなる続編?『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に裁判沙汰

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どうなる? 裁判沙汰となった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
どうなる? 裁判沙汰となった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を手掛けたジョージ・ミラー監督が、自身の製作会社を通じて、製作・配給を手掛ける米ワーナーブラザースを相手に、オーストラリアのニューサウスウェールズ州で裁判を起こしたと、現地メディアのSMH.com.au(シドニー・モーニング・ヘラルド)が報じた。

【画像】映画界の話題をさらった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 同サイトに対して現地裁判官は、ミラー監督の製作会社ケネディ・ミラー・ミッチェルが、米ワーナーと『怒りのデス・ロード』の製作コストが1億5,700万ドル(約172億7,000万円)以下であれば、700万ドル(約7億7,000万円)のボーナスが支払われる契約を交わしていたと説明。しかし撮影延期などによるコストが加算されたことで、最終的にはその金額を上回り、ボーナスは支払われなかったという。(1ドル110円計算)

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 同作は当初オーストラリアで撮影される予定だったが、記録的な大雨が現地の砂漠を侵食。ロケ地変更を余儀なくされるなど、トラブルに見舞われた。ミッチェル社は、遅延に伴う大幅な変更については米ワーナーが決定を下したもので同社は対応できず、その結果によるコストが、ボーナスの基準となる最終的なコストに加えられることも知らされていなかったといい、それを計上しなければボーナスを受け取れるとしている。また米ワーナーが、共同出資者にまつわる約束についてもミッチェル社との契約を守らなかったとも主張している。

 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、第88回アカデミー賞にて最多6部門で受賞する高評価を獲得し、全世界で3億7,000万ドル(約407億円)以上の興行収入を記録。ミッチェル社はその結果に満足しており、米ワーナーとも「裁判沙汰になるよりも、一緒に映画制作をしたい」という考えだが、1年以上にわたって満足いく答えがなかったため、一連の物事を整理する意味で訴訟に踏み切ったという。

 一方の米ワーナーは同社の主張に対して真っ向から反論し、対抗するつもりだという。『マッドマックス』は続編が決定しているほか、シャーリーズ・セロンが演じた女戦士フュリオサのスピンオフも検討中と報じられているものの、この問題により、最悪の場合は頓挫の可能性も考えられる。(数字は Box Office Mojo 調べ)(編集部・入倉功一)

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