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米最高裁判事のドキュメンタリー、世界配給会社が決定

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ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事(2010年撮影)
ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事(2010年撮影) - The Collection of the Supreme Court of the United States / MCT via Getty Images

 アメリカで開催中のサンダンス映画祭出品作で、米最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグさんを描いたドキュメンタリー映画『アール・ビー・ジー(原題) / RBG』の世界配給権が、マグノリア・ピクチャーズとパーティシパント・メディアに決定したとDeadlineなどが報じた。

ルースさん題材の長編映画で主演のフェリシティ・ジョーンズ【写真】

 ルースさんは1933年ニューヨークのブルックリンで移民であるユダヤ系ロシア人の娘として誕生。若い頃に姉や母親をなくすものの結婚して子供を生み、ハーバード大学やコロンビア大学の法科大学院で学んで卒業後に教授として民事訴訟手続きなどを教えた。その後、男女平等と女性の権利向上を主張しながらアメリカ自由人権協会のボランティア弁護士として働き、1980年代にはジミー・カーター元米大統領からコロンビア特別区巡回区連邦控訴裁判所の判事に任命され、1993年にはビル・クリントン元米大統領から米最高裁判事に任命された。

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 ちなみに、パーティシパント・メディアはフォーカス・ピクチャーズと共にルースさんを題材にした長編映画『オン・ザ・ベイシス・オブ・セックス(原題) / On the Basis of Sex』も製作しており、同作では映画『ペイ・フォワード 可能の王国』やテレビシリーズ「シェイムレス 俺たちに恥はない」のミミー・レダーがメガホンを取り、映画『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズが主演を務めている。

 トランプ政権下の現在、ハリウッドでは男女平等や女性の権利向上が多くの人々の間で主張されている中、今作がどのように評価されるか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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