スパガ浅川梨奈、主演映画の初日に歓喜
アイドルグループSUPER☆GiRLSの浅川梨奈が9日、都内で行われた映画『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』の初日舞台あいさつに出席。主演を務めた浅川は、ついに迎えた初日に喜びを語った。
本作は、ゾンビに噛まれてしまったアイドルユニット「TOKYO27区」の神谷ミク（浅川）が、ゾンビ化するまでに残された72時間に生きる道を求めて奮闘する姿を描く。イベントには、共演者の阿部夢梨（SUPER☆GiRLS）、中山優貴（SOLIDEMO）、山口智也（SOLIDEMO）、井澤勇貴、星守紗凪、尚玄、監督・脚本を担当した熊谷祐紀も登壇した。
浅川は「初日を迎えることができて率直に嬉しいです。ステキなキャストの皆さん、スタッフの皆さんのおかげで初日が迎えられていることを嬉しく思います」と感慨深げ。撮影については、「役づくりが必要ないくらいの等身大の役を監督が書いてくれてやりやすかったし、スクリーンの中には後輩（阿部）も一緒。楽しかったです」と回顧した。
本作で演技に初挑戦し、初の映画出演となった阿部は、「映画に出ることも演技をすることも初めて。でも、撮影中は先輩が一緒でホっとしまった」とにっこり。星守は劇中のアクションシーンに言及し、「なかなかゾンビと戦うこともないので楽しかったです。戦うことが好きすぎてついつい笑ってしまっていて、狂気じみた感じが出ているんじゃないかと思います」と充実の表情を見せた。
普段はSOLIDEMOで音楽活動をしている中山は、本作ではアイドルオタクを演じ、「ファンの皆さんと同じ、応援する立場を演じられて新鮮で楽しかったです」と感想を語った。ライブシーンではオタクになり切っていたことを振り返り、「山口と客席でどっちが（アイドルと）目が合ったかを競い合っていました」と嬉しそうな様子で、山口も「盛り上げ方とか、ファンの人に教えてもらいながらやりました」と述懐。
さらに、「オタ芸をやったことはあまりなくて、振りの感覚でカウントしながらやっていたんですけど、中山にオタ芸はカウントしないんだよって突っ込まれたりして」と苦戦したことを明かした山口。「全身筋肉痛になるほどの体力が必要だということも今回わかりました。いつもオタ芸をやっている方を尊敬します。掛け声もファンの人に実際に教えてもらったりして、ファンの人の思いもこの映画に入っていると思います」とファンと共に作り上げた映画であることをアピールした。（取材・文：名鹿祥史）
映画『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』はシネマート新宿ほか全国公開中
