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キアヌ主演最新作、監督&共演者が撮影を振り返る

左からパシャ・D・リチニコフ、アナ・ウラル、マシュー・ロス監督
左からパシャ・D・リチニコフ、アナ・ウラル、マシュー・ロス監督

 キアヌ・リーヴスがロシア語を話すダイヤモンド商人を演じた話題作『シベリア(原題) / Siberia』について、マシュー・ロス監督、共演のアナ・ウラルパシャ・D・リチニコフが、7月11日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】ジョン・ウィック第3弾も楽しみなキアヌ!

 本作は、キアヌが主演兼プロデューサーを務めたクライムスリラー。アメリカ人のダイヤモンド商人ルーカス(キアヌ)は、ブルーダイヤモンドの取引のため、サンクトペテルブルクに降り立ったが、現地で落ち合うはずのパートナーがブルーダイヤモンドと共に行方不明だと知る。そんな中、立ち寄ったカフェのオーナー、カティヤ(アナ)に惹かれてしまったルーカスは、彼女との不倫関係を続けながら、ロシアギャングとの駆け引きを始める。映画『フランク&ローラ(原題) / Frank & Lola』のロス監督がメガホンを取った。

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 キアヌを「過去の俳優を含めても、(アクションをこなす上で)身体的にベストな俳優の一人」と語るロス監督。今作では、彼が持つ穏やかさ、繊細さ、親密さを探索しようと思ったという。「だから、スリラーというジャンルのカテゴリーに入っている作品ではあるけれど、ラブストーリーも含めたんだ」。キアヌが持つ素の部分を、まるで玉ねぎの皮をむいていくかのように、徐々に演出で出していったそうだ。

 その繊細さを引き出す要素の一つが、欠点だらけのルーカスを愛する強い女性、カティヤの存在だ。彼女を演じたアナはキアヌとの共演について、「撮影では、長時間の撮影後でも、まるで舞台稽古をしているかのように、何時間も座って次のシーンやキャラクターがどこに向かっているのかを話し合ったりしたの。とても楽しかったわ」と振り返った。カティヤとルーカスは、次第にボニー&クライドのような関係になっていく。

 一方、パシャは、自身が演じたロシアギャングのボス、ボリスのキャラクターについて、「僕はこの役が過去にどんな背景を持っていたかを想像しながら演じたんだ。1990年代のロシアはソビエト連邦が崩壊し、多くのギャングがストリートを徘徊した。ボリスはその時代を生き残ってきたわけだ。だから、タフで、ずる賢く、手ごわいが、そんな彼も人間味はあって、対応する相手によっては自分に正直で、寛大さも持ち合わせているんだ」と説明。(今作を制作する中で)筋金入りの男だと感じたロス監督に似ている部分もあると明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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