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上白石萌音、松岡茉優らアニメ声優に挑戦する若手女優たち

『君の名は。』で声優を務めた上白石萌音
『君の名は。』で声優を務めた上白石萌音 - VCG / Getty Images

 若手女優にとって、ブレイクのきっかけや新たな可能性の開拓に繋がることもあるアニメ映画の声優挑戦。上白石萌音上白石萌歌松岡茉優、そして今後が期待される北香那など、声優としての活動を紹介する。

映画『未来のミライ』予告編【動画】

 女優としてだけでなく歌手としても活躍する上白石萌音は、2014年の『舞妓はレディ』で舞妓を夢見る主人公の春子を演じ、映画初主演。そして、空前の大ヒットを記録した2016年の『君の名は。』のヒロイン役で一躍注目を浴びることとなった。その後は池田エライザらと共演した「ホクサイと飯さえあれば」で連続テレビドラマ初主演を果たし、『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』でも声優を務めたほか、『ちはやふる』シリーズ、『溺れるナイフ』『羊と鋼の森』に出演。『泣き虫しょったんの奇跡』が9月7日に公開を控えている。

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 その上白石萌音の妹で、『羊と鋼の森』では姉妹共演を果たした上白石萌歌は、現在公開中の細田守監督の最新作『未来のミライ』の主人公役に抜擢され、4歳の男の子・くんちゃんに声を吹き込んだ。元々は、未来からやって来る妹・ミライちゃん役のオーディションに参加したが、細田監督からくんちゃんのセリフを読むよう頼まれ、そのとき披露した声を聴いた監督がくんちゃん役に起用を決めたのだという。そんな彼女は、ドラマ「義母と娘のブルース」で綾瀬はるか演じる義母の高校生の娘役を務め、中条あやみが主演する『3D彼女 リアルガール』(9月14日公開)では、佐野勇斗ふんするオタク男子の後輩女子を演じている。

 『未来のミライ』のほかにも若手女優を声優に起用することの多い細田監督。単館公開からスタートし、口コミでロングランヒットとなった2006年の『時をかける少女』では、仲里依紗が主人公の真琴役を担当し、その4年後の実写版映画にも主演するなど、ブレイクの足掛かりとなった。その後も、『サマーウォーズ』では声優に初挑戦となった桜庭ななみ、『バケモノの子』では広瀬すずがヒロインの声優を務めた。広瀬はその後、岩井俊二原作の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』にも参加している。

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 広瀬のほかにも、声優としての活動が女優としての活躍に拍車をかけることもある。現在、実写ドラマが放送中の『この世界の片隅に』のアニメ版では、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で爆発的な人気を得たのん(能年玲奈)が高い評価を得た。また、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督の『万引き家族』で好演を見せた松岡も、同じく「あまちゃん」で注目を浴びたが、京都アニメーション製作の『映画 「聲の形」』で主人公の少年時代の声を担当している。これは同社が声優以外をキャスティングした初めての例となった。

ペンギン・ハイウェイ
『ペンギン・ハイウェイ』で声優を務める北香那(写真は7月3日のイベント時のもの)

 そして、今後が期待されるのが、森見登美彦の同名小説を基にした『ペンギン・ハイウェイ』(8月17日公開)で、10歳の男の子役を務めた20歳の北。本作で声優初挑戦にして初主演を果たした彼女は、テレビドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」で紅一点のヒロインに抜擢され、話題となった。『ペンギン・ハイウェイ』では、突如街に現れたペンギンたちの謎を解くべく研究を始める小学4年生のアオヤマ君に声を吹き込み、ひと夏の不思議な体験を描くファンタジーにみずみずしさを与えている。(編集部・大内啓輔)

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