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北川景子「逃げ恥」脚本家と初タッグ、NHKドラマ初主演

NHKドラマ「フェイクニュース」で主演を務める北川景子
NHKドラマ「フェイクニュース」で主演を務める北川景子 - (C)NHK

 北川景子が、「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などの脚本家・野木亜紀子と初タッグを組むNHKドラマ「フェイクニュース」(前編:10月20日、後編:27日、21時~21時49分)で主演を務めることが14日、NHKより発表された。北川にとってNHKドラマでの主演は初、野木もNHKドラマの執筆は初となる。共演に、光石研永山絢斗矢本悠馬新井浩文岩松了杉本哲太ら。

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 本作は、中年男性のあるSNS投稿を機にフェイクニュースが飛び交い、企業間の争いにまで発展していくさまを描いた社会派ドラマ。北川が演じるのは、大手新聞社からネットメディアに出向してきた東雲樹。編集長の指令を受け、男性が投稿したインスタント食品への青虫混入の真偽、投稿の目的は何なのか、真実に迫っていく。

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 北川は元大手新聞社の記者としてのプライドを持つヒロインを演じるにあたり「何が真実で何が嘘なのか、溢れる情報を取捨選択する力、何を信じるべきなのか判断する力が、現代を生きる私たちには必要だと感じます。今回のドラマでは、真実をあぶり出すことをテーマに熱く演じたいと思います」と意気込み。

 野木との初タッグに「真実と嘘、人は何を信じるのか、そんな普遍的なテーマを野木さんがエンターテイメント性あふれる脚本で書いてくださっています。野木さんとも初めてご一緒させていただき嬉しく思います。私個人としましては土曜ドラマも初となります。ネット社会の今だからこそみなさんに見ていただきたい作品です」とコメントしている。

 一方、脚本を手掛けた野木がプロデューサーの北野拓からオリジナル作品の執筆依頼を受けたのは2017年春のこと。当時は「フェイクニュース」という言葉自体が浸透していなかったため入門のような内容を考えていたものの、2018年に状況は一変。当初のプロットを全て捨て、新しい物語を作ることになった。その経緯を踏まえ、野木は以下のように視聴者に呼びかけている。

 「おそらく半年もすれば今の内容も古くなっていることでしょう。一方で、このドラマで描いている混乱は、半年後、一年後、十年後ですら変わらずに起こるような気もしています。まったく喜べません。とはいえ、これはフィクションです。エンターテインメントドラマです。『NHK!社会派!現代社会に警鐘!』なんていうと難しいドラマのようですが、いうても青虫です。青虫と登場人物たちの悲喜こもごもを、軽い気持ちで観ていただけたら幸いです」

 演出は、前編を「ちゅらさん」(2001)、「外事警察」(2009)、「ロング・グッドバイ」(2014)などの堀切園健太郎、後編を「あさが来た」(2015~2016)、「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」(2018)などの佐々木善春が担当する。(編集部・石井百合子)

土曜ドラマ「フェイクニュース」は10月20日(前編)・27日(後編)、21時~21時49分、NHK総合にて放送

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