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新作で全裸になったクリス・パイン、残虐描写よりヌードが話題になって驚き

第43回トロント国際映画祭

インターネットでの盛り上がりにクリス・パインもタジタジ
インターネットでの盛り上がりにクリス・パインもタジタジ - Rodin Eckenroth / WireImage / Getty for TIFF

 現地時間7日、第43回トロント国際映画祭でNetflix映画『アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~』の会見が行われ、主演のクリス・パインが前夜のワールドプレミアで大きな話題になった自身の全裸シーンについて語った。

クリス・パイン in トロント!フォトギャラリー

 本作はスコットランドの国民的英雄として名高いロバート・ザ・ブルース(後のスコットランド王ロバート1世)が、イングランド国王に追放された後、スコットランド王位を手にするまでの壮絶な戦いを描いた歴史アクション。前作『最後の追跡』が第89回アカデミー賞で作品賞など4部門にノミネートされたデヴィッド・マッケンジー監督が、血湧き肉躍る一大スペクタクルに仕上げている。

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 しかし、前夜のワールドプレミアの後、インターネットで一番の話題になったのはクリスの全裸シーンだ。クリスは「僕たちは皆、ある体の部分を持っている。だから人々はそれについて話したいんだろう」と若干の理解を示した上で、「でも、この映画ではたくさん内臓が出てくるし、首も切られる。クラクラさせられるほどにね。でもそれは現代の観客にとって、ベッドシーンやペニスほど関心を引くものではないんだというのが、興味深いと思ったよ」とここまでの反響に驚いた様子。「このことは皆深く考えてみるべきだよ。西洋の社会では、ベッドシーンや皆がもともと持っているものを見せるだけで、インターネットでバズるんだから。ぶっ飛んでいるよ」と苦笑いした。

 「あの瞬間だけがこの映画だと思ってほしくはない」とこぼしたクリスだが、全裸になることはマッケンジー監督とよく話して決めたことだという。「僕たちは服を脱いで裸になれば、みんな動物。重要なのは、究極的に言って僕たちは動物なんだと示すことだった。劇中でも『俺たちは野獣だ』と言うシーンがあるが、本作で描かれているのはサバンナで動物同士が出会い、どっちが勝つかという戦いなんだ。これはデヴィッド(・マッケンジー監督)の人間の存在というものに対する興味深い考え方だと思う」と真剣な目をして語った。

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 クリスがそもそも本作に参加することにしたのも、『最後の追跡』でタッグを組んだマッケンジー監督を絶対的に信頼しているからだ。クリスは「枠組みはあるが、こうしないといけないとは決まっていない、ジャズセッションのような映画作りなんだ。そうして思いがけず起ることをデヴィッドは『幸せなミス』と呼んで喜ぶ。流れるようなリズムがあって、そこに身を投じるのは恐ろしいけど楽しいんだ」と再タッグを喜んでいた。(編集部・市川遥)

映画『アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~』はNetflixで配信予定
第43回トロント国際映画祭は現地時間16日まで開催

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